おばちゃんパブに政治資金で通う逢坂議員
政治資金収支報告書が公開されると政治家の資金の使い道が国民に知らされることになる。
政治資金の使い道について、野党は、与党に対して厳しく追及しているが、その野党の使い道が厳しく追及されることはまれである。
過去の政治資金収支報告書公開で、逢坂議員にも疑念があがる。
●スナックで集会していた逢坂氏
2016年公開の収支報告書によると、政治活動費の内訳、支出の目的は会食代とし、スナックに支出している。
引用元 逢坂誠二 収支報告書
引用元 逢坂誠二 収支報告書
記載されている名称を検索してみると、「地元函館のおばちゃんパブH(上記の赤線)」、そしてスナック2軒(上記の緑線)「函館のスナックO」「青森県のスナックF」の3軒に支出している。
しかも1度ではなく複数回支出している。総額14万円の7回である。しかも姑息なのは、正式名称は「おばちゃんパブH」なのに単に「H」とだけ記載していることだ。何か後ろめたいことでもあるのだろうか。
逢坂議員の政治資金収支報告書に記載されていた「おばちゃんパブH」の求人広告
そもそも他に相応しい会食場所はあるだろう。ホテルのバーでもよい。会議室でもよい。喫茶店でもよい。にもかかわらず、複数回にわたって支出しているということは、そのスナックでなくてはならない理由がきっとあるのだろう。おばちゃんパブでなければならない理由が。
与党議員が政治資金の使い道で疑惑がもたれると「不適切だ!」と野党議員は大騒ぎするくせに、身内になるとなにも反応しない。もしくは自分のことは見て見ぬふりだ。
実際、逢坂議員は、茂木大臣や片山大臣他の政治資金収支報告書に度々難癖をつけている。実を正すべきははどちらなのか。他人を批判するならば自分を律するか、そもそも、このような不毛な揚げ足取りはやめるべきなのだ。
このようなダブルスタンダードを使う人たちが国会議員であることは国民にとって恥ずべきことだ。
また過去の逢坂議員の言動と行動をみると、議員としての資質を疑いたくなるようなことが目立つ。
●政治資金以外にも・・・議員の資質を疑うべき点
・国会18連休についての言い訳と責任転嫁
逢坂誠二議員の主張
・公文書改竄や虚偽答弁があり、国会に出られるような状況ではなかった
・審議拒否ではなく、審議できない条件をつくっていたのは与党
・ゴールデンウィークを挟んだから長く見えただけ
・そんなにロスしていない
・したがって批判される筋合いはない
引用元 逢坂誠二「18連休が批判されるけどGW挟んでたから長く見える … – netgeek
国会においても
立憲 逢坂誠二
「審議拒否や審議回避を画策したのは安倍総理!国民の皆さん騙されてはいけない!審議拒否してるのは政府与党!」野党
「そうだ!」
引用元 立民・逢坂誠二議員「審議拒否や審議回避を画策したのは安倍総理!国民の皆さん騙されてはいけない!審議拒否してるのは政府与党!」
野党が18連休したのは安倍総理のせいだと責任転換をする始末。「国民の皆さんは騙されてはいけない」と国民を騙そうとする姑息な政治家である。
あるときは「委員会を開け」、またあるときは「証人喚問だ」といい、今回は「審議拒否しているのは政府与党」という。支離滅裂にもほどがある。国会議員の仕事は審議することだ。この審議自体を自らの都合に合わせて「開け」といったり、審議拒否したり、自らの存在意義を落とすようなことばかり行っている。
・逢坂議員は官僚の無駄な残業代の主因
逢坂議員と言えば、珍質問や意味のない質問を連発し、官僚いじめを繰り返していることでも知られている。Business Insider Japanの調査によれば、9割の中央官庁の官僚がほぼ毎日残業しているが、その大きな原因の一つが「国会対応」だというのである。要するに、野党議員による国会質問への対応に振り回されているということである。
特に面倒なのが「質問主意書」だ。これは国会議員が文書によって政府への質問を行い、文書で回答を受ける制度なのだが、普通の国会質問よりも遥かに面倒なのだ。
質問主意書になりますと、一ページ一ページ、一項目ずつ全部整理して閣議決定をするということで、結果的に三千七百五十六ページの資料を出さなきゃならない。これが大変なサービス残業になって(中略)いや、もうそれは大変な数になるんですよ。
出典 第162回国会 予算委員会 第7号(平成17年2月7日(月曜日))
上記は当時の官房長官の細田議員の発言だが、質問主意書によって苦しめられる官僚たちの悲哀を明瞭に語っている。
この質問主意書の質問数のNO1が逢坂議員なのだ。
実は、ここまでの会期中で衆議院に提出された310件のうち、4分の1を超える80件が、立憲民主党の逢坂誠二議員から提出されたものだ。さらに、6分の1超に当たる47件が同じく立憲民主党の初鹿明博議員から、10分の1超に当たる27件が国民民主党の山井和則議員から提出されている。この3議員の提出件数だけで154件、全体の半数を占めている。
上記のような答弁書を作成するために、調査に当たる政府のスタッフや省庁の官僚たちの時間が奪われていく。民間企業で働き方改革への真剣な取り組みが続く一方で、霞が関では優秀な若手人材たちが自らの仕事に対する疑問を押し殺し、残業を続けている。
出典 官僚たちを残業で追い詰める「大量の質問主意書」
その質問が有意義ならばまだしも、逢坂議員のはひどすぎるのだ。
具体的には、次のような質問を行っている。
①政府は宇宙人のUFOの存在を確認したことはあるか
②宇宙人のUFOが我が国の領空に侵入した場合、これに対処する政府の機関はどこか。またどのような法令に基づいて、これを排除することになるのか。
③セクハラ罪はあるのか?
④安倍総理のいう「世界の真ん中」とは、どういう意味、概念を持つ言葉か?地理的な概念か?
⑤日本の首都はどこか?
⑥トランプ大統領が訪日前に発言した「戦士の国家日本」の意味は何か?首脳間で合意された日本政府の基本的な外交方針であると考えてよいか?
⑦領空の定義とは何か?
参考:官僚の無駄な残業代102億円の原因、第1位は・・・
これらは氷山の一角でしかないが、いずれも、わざわざ国会で確認すべき事例だとは思えない。いずれも優先度が低く、しかも、自明の話ばかりであり、小学生のような質問だからだ。
こうした人物を「代議士」とは言わない。国民の代わりに議論を行うべき内容ではなく、しかも官僚いじめによって税金を無駄遣いしているからだ。
・「加計学園前川喜平事件」で加計学園を追求している最中に、加計学園と利害が対立する「日本獣医師会」から献金をもらっていることが発覚
逢坂誠二「今まで30分近くやりましたけれども、全く明らかにならないじゃないですか!出発点がそもそもおかしい。私はそう思いますよ。まだ質問してません!もう一回聞きます。石破4条件のうちの1番目…」
ここで逢坂議員の収支報告書を見てみよう。なんと2014年12月4日に北海道獣医師政治連盟から10万円の献金を受け取っている。
引用元 【炎上】加計問題を追及中の逢坂誠二、獣医師政治連盟から10万円の献金
恫喝まがいの追及を行っているかと思えば裏では獣医師会としっかり繋がっているという国会議員としてあるまじき醜態も晒した。自らの言動に一貫性がなく、その場しのぎで物事を考えるから、最後は自分に返ってくる。過去から学ぶことができないならば、あの悲惨だった民主党政権での失敗も何も生かされていないことになる。逢坂議員を見て、「この人達に二度と政権を担ってほしくない」と思う国民も多いはずだ。
おばちゃんパブやスナックの費用を政治資金から拠出し、18連休(いわば有給)を取得した逢坂議員の給料は、国民の税金から支払われている。逢坂議員は、議員バッジを外し、おばちゃんパブやスナックで政治談義でもしていればよい。