民主党とは『別物』と言い放った立憲・福山幹事長 でも、民進党の資金はしっかり山分けしていましたよね?
旧民主出身の現職議員は22年の会について「20人くらい後援会関係者を集めさせられた」と証言する。当時、ブログで後援会幹部が出席したと記した議員や、会に来た支援者とみられる人々の写真をホームページに掲載した議員もいた。
ある立民関係者が「旧民主政権の時に後援会固めに使うよう党から指示があり、招待者リストを出した。その後、党経由で首相から招待状が届いた」と振り返るように、一定の支援者を招く構図は安倍政権と何ら変わらない。当時、会の開催自体への目立った異論もなかった。
しかし、野党の執行部には、こうした過去を直視する気配がない。
今回の疑惑に絡んで野党側は政府が招待者名簿を廃棄したことを問題視しているが、12日の記者会見で鳩山政権下の名簿の管理状況などを問われた立民の福山哲郎幹事長は「承知していない」と回答。「われわれは立憲民主党だ。普通は把握しない」と述べ、立民と旧民主は「別物」だとして改めて調べる必要はないとの認識も示した。
https://www.sankei.com/politics/news/191112/plt1911120047-n2.html
桜を見る会の問題で、民主党政権でも同じことをしていたという批判の声があがり、福山幹事長は、立憲民主党は民主党とは別物だと強調していましたが、では、これに関してはどうなのでしょう?
2018年12月のNHKの記事です。
去年の衆議院選挙で候補者を擁立しなかった当時の民進党が、ほかの政党などから立候補した民進党の出身者に合わせて32億円余りを支出していたことが、総務省が公表した政治資金収支報告書から分かりました。こうした資金の一部は候補者を通じてほかの政党に寄付されるなどし、民進党の資金が事実上ほかの政党に流れる形になっていました。
去年10月の衆議院選挙で当時の民進党は候補者を擁立せず、民進党出身の候補者は選挙の直前に設立された「希望の党」や「立憲民主党」、「無所属」として立候補しました。
NHKが先月30日に総務省が公表した政治資金収支報告書を調べたところ、当時の民進党は衆議院選挙の直前の去年10月初めから、
▽旧希望の党の候補者に合わせて19億6000万円、
▽立憲民主党の候補者に合わせて6億6500万円、
▽無所属の候補者に合わせて5億8000万円を寄付し、民進党出身の候補者およそ220人への寄付は合わせて32億円余りに上っていました。候補者はこうした資金の一部を「希望の党」や「立憲民主党」に貸し付けたり寄付したりしていて、民進党の資金がほかの政党の運営資金に充てられていました。
去年の民進党の収入の大半は国が政党に対して交付する「政党助成金」で占められていましたが、こうした資金が事実上ほかの政党に流れる形になっていました。
政治資金に詳しい日本大学の岩井奉信教授は「理念が同じメンバーがいるとはいえ、民進党に交付された資金が事実上ほかの党に流れており、政党助成金の趣旨を逸脱している。正式に分党手続きなどを取って配分すべきだった」と指摘しています。
別物と言いながらお金はしっかりと頂いていますよね。
山分けです。
矛盾してないですか?