山尾志桜里氏の「憲法論議から野党は逃げるな!」発言に枝野代表激怒し、山尾氏がさらに逆襲!野党は相変わらず内輪揉め!『悪夢の民主党政権』そのまま!
久々に開催された憲法審査会。国民投票法改正案を審議する予定が遅々として進まず、何回も国会閉会に伴い、積み残し法案となっていた。
それも立憲民主党の枝野代表が、審議を拒み続けているからだ。
今回開催された憲法審査会で、立憲民主党所属の山尾志桜里衆議院議員の発言が、枝野代表から不評を買っている。枝野氏に対して、叛旗を翻したのだ。
枝野代表、山尾氏の発言に不快感
かねてから、憲法について語ることが多かった山尾氏。11月2日には石破茂氏、玉木雄一郎氏とともに、憲法に関するトークイベントに出席していた。
そのイベントにおいて、立憲民主党の憲法論議の姿勢に嘆く場面があった。
山尾氏が、立民内の憲法論議について「積極的にやると(綱領などに)書いてあるが、実際は『今は変えなくていい』という風に言いぶりを変えて(しまう)」と消極性を嘆く場面もあった。
山尾氏は「立憲的改憲」という現行憲法よりも自衛隊をがんじがらめにしつつ、LGBTの権利を容認すべきという不思議な改憲論をお持ちの人物だ。
その為、山尾氏は憲法審査会の開催を心待ちにしていたのだ。そして開催された憲法審査会の場で、山尾氏は、国会内での活発な議論を呼びかけた。(参考)改憲の方向性がトンデモとはいえ、憲法改正を議論をしようという姿勢は評価すべきである。
しかし、この山尾氏の呼びかけに不快感を示したのが、枝野代表だ。
立憲民主党の枝野幸男代表は7日の記者会見で、党所属の山尾志桜里衆院議員が同日の衆院憲法審査会で憲法改正手続きを定めた国民投票法改正案をめぐり、党の公式見解と違う意見に言及したとして不快感を示した。「国会の議論の段取りは国会対策マターであり、大衆討議ものではない。党の方針は明確だ」と語った。
(中略)
枝野氏は同改正法案に対する党の立場について「国民投票法を変えるのであれば、CM規制をセットで結論を出さなければならない」と説明した。その上で、「『山尾氏の発言は問題ではないか』との指摘もあり、福山哲郎幹事長が議事録などを取り寄せ、本人の話もうかがっている。その結論を待ちたい」と述べた。
枝野代表は、山尾氏の呼びかけが「党の方針」と違うと、このことを問題視し、福山幹事長が、山尾氏から事情聴取をしている。
しかも、国会の議論の段取りは国会対策マターであり、大衆討議ものではないというのである。立憲民主党の売り文句の「ボトムアップ」が笑わせる。枝野代表によれば、国会での議論は党が決めるもので、大衆が決めるものではないそうだ。
立憲民主党の独裁志向、エリート志向がよくわかるというものだ。
また、枝野代表は「党の方針は明確だ」と主張するが、立憲民主党の「綱領」には「立憲的改憲」を進めるとの趣旨の文言がある。
私たちは、立憲主義を守り、象徴天皇制のもと、日本国憲法が掲げる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持します。立憲主義を深める立場からの憲法議論を進めます。
引用元 立憲民主党綱領
綱領を確認すると今回の山尾議員の行動は、枝野代表よりも山尾氏の正しさを証明している。
「党の方針は明確だ」としながらも、党の綱領を無視する枝野代表の姿は独裁者そのものだ。
しかし、そんな独裁者、枝野代表に言われて素直に引っ込む山尾氏ではなかった。
山尾氏、枝野代表に反乱!逆襲のシオリ!
山尾氏は、枝野氏の「不快感」に対してFacebookにて、猛反論をした。
山尾氏のFacebook投稿の一部を抜粋した。(全文はコチラ)
まとめると、山尾氏は、枝野代表の発言は「感情論で部下を委縮させるだけ。枝野代表に立憲主義を語る資格はない」とけちょんけちょんに批判しているのだ。
確かに、枝野代表は、かつてこんなことを山尾氏の面前でどや顔で語っていたくせに、教条的護憲に堕しているのだから、山尾氏の気持ちはわからなくもない。
山尾氏の反論は、Facebookにとどまらず、Twitterでも同様の投稿をしていた。そのうえで、さらなる反論も加えた。
枝野代表の独裁っぷりに反旗を翻した山尾氏。枝野代表の「リーダーシップの発揮」が効果的ではない上に、対話による解決を閉ざしかねないとぼろくそに批判。
今回の一件にしても、以前紹介した宮城選挙区選出の石垣のりこ参議院議員にしても、立憲民主党は、内輪もめ・内ゲバの話題を定期的に提供してくれる。
立憲民主党は、枝野代表の独裁にも関わらず、ガバナンス出来ていないのではないか。
こんなガバナンス能力のない独裁政党が、「政権獲得」を目指すなど、国民にとって「悪夢」でしかない。
立憲民主党が、一刻も早く「政権獲得」という夢から覚めることを願ってやまない。