立民の参院選候補「放射能デマの元祖」を擁立する枝野代表の真意は?

立憲民主党が驚きの参院選候補を擁立しました。
なんと東日本大震災の被災者を憤らせた「放射能デマの元祖」と言われている「お笑い芸人」だというのです。
どういうことなのでしょうか?以下ではその実体を見ていきましょう。

立憲民主党がおしどりマコを参院比例で擁立

立憲民主党は29日の持ち回り常任幹事会で、来年夏の参院選比例代表に現職の川田龍平氏(42)と、漫才師のおしどりマコ氏(43)ら新人2人を擁立すると決定した。埼玉選挙区(改選数4)に新人でさいたま市議の熊谷裕人氏(56)を立てることも決めた。https://www.sankei.com/politics/news/180929/plt1809290007-n1.html

目玉という割にはお笑いとしてはほとんど無名。どんな人物なのでしょう。


マコ(本名:吉岡 雅子(よしおか まさこ))
兵庫県神戸市出身。A型。169cm。ツッコミとアコーディオン演奏担当、立ち位置は右。
かつては「マコメロ」と名乗っていた。兵庫県立長田高校から鳥取大学医学部生命科学科に進学したものの阪神・淡路大震災発生のため帰郷、「医学では人は救えない、お笑いこそが癒しだ」と感じて大学を中退。
ソウル・フラワー・モノノケ・サミットがアコーディオンを演奏しているのを見て1997年、チンドン屋に入りアコーディオンを担当する。海外公演を経験後に独立しアコーディオン弾き語り等を始める。舞台では下ネタの「エロシャンソン」も披露する。
自由報道協会理事。東京電力福島第一原子力発電所事故後、随時行われている東京電力の記者会見、及び政府・東京電力統合対策室合同記者会見に出席。また現地取材も積極的に行い、その模様をウェブマガジンで公開している。科学者の端くれとして大学で学んだ医学・生物学の知識をフル活用し現代社会に鋭くメスを入れている。Wikipedia


おしどりマコは過去枝野代表を批判していたので、立憲支持者からも異論。

おしどりマコさんの過去のツイート

本人も公言している通り、枝野代表が嫌いな共産党支持のようであります。実際にコンビで共産党の「とことん共産党」に出演しています。

このような人物が立憲民主党で受け入れられるのでしょうか。

 マコ氏が「週刊文春」(2012年3月1日号)に寄稿した記事「衝撃スクープ・郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」では、取材対象者の医師から「誤報だ」と抗議を受け、物議を醸した。
このため、立憲民主党の擁立決定後、リベラル系識者からも、疑問視する意見が噴出している。
ジャーナリストの江川紹子氏はツイッターで、マコ氏の擁立で同党が獲得する票よりも「圧倒的に失う票が多い」とつぶやいた。
コラムニストの小田嶋隆氏も「『おしどりとかゴリ押しとか押し売りとかあれこれ考えて混乱しました』的なスベったゴマカシでも良い。おしどりマコ擁立の方針をぜひ撤回してほしい」と手厳しい。
一方、著述家の菅野完氏は「いっぺんお前ら、(マコ氏が出る)東電の記者会見いってこい」とつぶやいて、マコ氏を擁護した。
枝野氏は、マコ氏らの擁立について「党の考えを体現している」と持ち上げている。
だが、ネット上では、マコ氏が昨年の衆院選の投開票当日、「野党第1党は共産党がよかった」「枝野さんとか、どうしても支持できないし」(10月22日)とツイートしていたことが、話題となっている。
大丈夫なのか?https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181001/soc1810010013-n1.html

と、このようにリベラル系識者からも疑問の声があがっています。支持者の中にもTwitterなどでは疑問視する声は少なくないです。

「立憲民主党、おしどりマコ氏を参院選に擁立」の衝撃ニュースに賛否両論

・立憲民主がおしどりマコを擁立する件には断固として抗議する必要がある。放射能デマはお断りだ
・おしどりマコさんを擁立とか擁護のしようもないので本当であれば、論外。擁立というだけで常識を疑う。
・立憲民主党が次の参議院選に「おしどりマコ」を擁立との報道を見ました。おしどりは東電原発事故以降、放射能の危険を過大に報道する「放射能デマ・ジャーナリスト」の代表であり、被災地に大きな迷惑をかけてきました。官房長官として苦労された枝野さんはこれをどうお考えでしょう
・立憲のおしどりマコ擁立はないわー 何考えてるんだ
・選挙に負けたいのか立憲(うっかり立憲君主って書くとこだった) 負ける気でわざと選んだとしか思えない(だって、トンデモとしての知名度くらいしかないじゃん、お笑いとしても誰か知ってる人いるかおしどりマコなんて)

おしどりマコ氏は過去、東日本大震災にて放射能デマの元祖と言われている。

週刊文春3月1日号の「郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」という記事は、悪質な放射能デマである。この記事を書いたのは「自由報道協会理事」のおしどりマコなる芸人だが、甲状腺検査をした医師が記者会見を開き、この記事を全面的に否定した。

事実関係は、北海道新聞が報じているように「札幌市内の内科医らが22日までに、福島第1原発事故に伴う放射能の影響を懸念して同市に避難している18歳以下の170人を対象に無償で甲状腺検査を実施、全員に問題がなかった」というだけの話だ。http://agora-web.jp/archives/2034967.html

おしどりマコ・ケンさん『福島で苦しんでいる人たちの声がなかなか世界に伝わらない』に寄せられた意見

・デマほっとくと商売のタネにしてる奴が、年経っても辞めないのはわかった。

「福島で苦しんでいる人たちの声」を「苦しめている人たち」が伝えたんですね。よくわかりました。

ウソだらけじゃねーか

・デマと差別と風評被害に苦しんでいる人ならたくさんいます。

・福島で苦しんでいる人たちの声がなかなか世界に伝わらない?そりゃ馬鹿な奴がデマで福島を陥れてるからです

このように、福島のデマを世界に広め「放射能デマの元祖」と言われるほど東北の人達に嫌われました。
なぜこのような人物を枝野代表は擁立しようとしたのでしょうか。
おそらく、脱原発の一点でありましょう。民主党政権時では、原発事故に対して政権の批判など大いに叩かれてきました。
実際、以下の池田信夫の指摘を見るまでもなく、枝野代表や菅直人最高顧問の責任はしばしば指摘されてきました。

多くの人は、枝野氏を「3・11の官房長官」として記憶しているだろう。あのとき彼の発表した原発事故についてのでたらめな情報に福島県民は振り回され、迷走する民主党政権の危機管理が国民を恐怖に陥れた。(中略)原発事故の被害は、すべて民主党政権とマスコミの作り出した風評被害である。http://agora-web.jp/archives/2028717.html

福島第1原発、東電と政府のミス連鎖で事態深刻化−事故調中間報告(2011年12月28日)
詭弁番長・枝野官房長官 「メルトダウンしていない」は嘘だった(2012年3月9日)
福島原発事故調査委員会で菅・枝野氏が醜い責任のなすり合い(2012年6月5日) 
「原発事故は人災」 国会事故調が報告書決定 :日本経済新聞(2012年7月5日)
【民主党】コピペ – 東日本大震災でやらかした人まとめWiki
菅党大人災

枝野代表は福島県の隣の栃木県出身で、福島の現状は他人事ではないはずなのに、政局のためなら魂をも売ったようであります。
枝野代表には特定の理念もなく、被災者への思いやりもなく、福島の復興もどうでもよく、頭にあるのは政局や次の選挙だけなのです。
おしどりマコの擁立は、枝野代表が「危険なポピュリスト」だと示しているのです。立憲民主党支持者もよく理解すべきではないでしょうか。立憲民主党の支持率のさらなる低下に拍車をかけるような候補者を擁立する枝野代表から目が離せません。

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