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【競馬・ボート・競輪】

ホープフルSの二の舞いは御免!?ワーケアのルメール「できれば3~4コーナーで」早仕掛けで賞金加算へ[ディープ記念]

2020年3月4日 22時10分

ルメールを背に、ウッドチップコースで(右から)ライバーバード、フォアシュピールと併せて追われるワーケア(左)=美浦で

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 「第57回弥生賞ディープインパクト記念」(G2・8日・中山・芝2000メートル)の追い切りが4日、東西のトレセンで行われた。美浦Wでワーケアが2週連続で5F65秒台のスピードを披露。ホープフルS3着の雪辱を果たし、堂々とクラシックに歩を進める。

 フォアシュピール(3歳1勝クラス)を3馬身追走し、直線は内へ。ルメールに導かれ、一完歩ごとに差を詰め、半馬身差まで迫ったところでゴール。新馬、アイビーSで見せた上がり3F33秒台の圧倒的な瞬発力よりも力強さが印象に残る走りだ。

 ルメールは「最後は重かったのでプッシュした。いつも反応するのに時間がかかる馬。この馬は距離が2000メートル以上ほしい。追い切りの距離は短いね。フットワークは良かった。この後にコンディションが良くなる」とこのひと追いの効果に期待する。

 手塚師は「ルメールは追って良くなる、と言ってたし、相手を大きく追い掛けたから。馬体もそんなに増えてないし、この馬なりに動けていたと思います」と合格点をつけた。

 前走のホープフルSは、スタート後にごちゃつき、位置取りを下げて不本意な結果になった。2度目の中山コースとなる今回、脚質も加味してルメールは「できれば3~4コーナーでポジションを上げて行きたい」と青写真を描き「絶対能力はあるから。今回はグッドチャンス」と底力を信頼している。

 「この馬はダービーの方が向くと思うので、賞金を加算したい。このメンバーで弱気なことは言えない」と手塚師は雪辱を果たす構え。今年初戦。春の大舞台へ胸を張って歩を進めたい。

 

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