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【プロ野球】

“元祖”若大将は粋だねぇ!! 外出禁止の宿舎にはカニにジンギスカン…巨人原監督の計らいで“2代目”中心に打線爆発

2020年3月4日 22時59分

試合前に記者と談笑する巨人・原監督=札幌ドームで

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◇4日 オープン戦 日本ハム7-7巨人(札幌ドーム)

 指揮官の粋な計らいに新若大将がバットで応えた。5回2死満塁で原監督から「若大将」の称号を譲り受けた岡本。1ボール2ストライクから143キロ直球を振り抜いた。打球は中前へ一直線。2点適時打で、前夜零封負けを喫したチームをチームを鼓舞した。

 「昨日0点だったので何とかしたかった。そこまで納得はしていないですけど、素直にバットが出たのは良いこと」。これで6試合連続安打でオープン戦打率は3割4分8厘。「ヒットは出た方がいいですけど、今の結果に一喜一憂はないです。内容重視ですね」と頼もしい。

 全員で非常事態を乗り越えようとしている。新型コロナウイルスへの感染防止のため、3月2日から札幌、大阪、福岡の10泊11日の遠征中、チームは外出禁止になっている。遠征先での食事は選手にとってリフレッシュとしての意味合いも強いため、元木ヘッドコーチは「ストレスがたまるかもしれないけど仕方ない」と話していた。

 そこで動いたのが指揮官だ。原監督は「いつもの予算よりも1000円いや2000円でも3000円でも上乗せしておいしいものを食べさせてやってほしい。それくらいしか楽しみもないわけだしね」と球団に宿舎の食事会場のメニューのバージョンアップを提案。前日のナイター後には早速カニのコーナーやシェフが鉄板でジンギスカンを焼いてくれるコーナーができ、大盛況だったという。岡本もカニをほおばったという。「むくの嫌いですけど、むきやすくなっていたので」と岡本節でニヤリ。開幕が無事に訪れることを願いながら人事を尽くす。

 

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