謝罪に訪れた河野統合幕僚長に対し、安倍総理の自衛隊明記改憲について幕僚長が「有り難いこと」と自衛隊法違反の政治発言を行ったことが幹部自衛官の暴言の原因となっていると意見した。また、幕僚長に対し法論理ですらない違憲の集団的自衛権で自衛隊員を殺すことは絶対に許されないと信念を伝えた。
小西洋之議員「国民の敵」と自衛官に罵倒され怒り心頭だが、自身の15年の発言はお忘れですか?ネットでは大炎上です
朝日新聞が社説で「自衛官の暴言 文民統制からの逸脱だ 」という記事をあげました。
朝日社説全文
何のことだろうと目を通すと、小西洋之参院議員を、自衛隊員が「国民の敵」「(国会での)言動が気持ち悪い」などと執拗にののしったという。
これに対し小西議員は「昨晩、現職自衛隊員から『お前は国民の敵だ!』と言われた!自衛隊員だから法令に反すると諭し、撤回すれば所属や名前は言わないと言ったのに拒んだから防衛局の人事に通報した!最終的には撤回したが幕僚幹部の職員でした!」と腹いせに人事に通報したという。
これに対し防衛省の長の小野寺防衛相は「小西議員に不快な思いをさせたことに関しては、申し訳ないという気持ちだ」と語っている。
小西議員は国会で、「安倍政権が進めた安全保障関連法に強く反対し、南スーダンやイラクの日報問題でも、政府批判の急先鋒(きゅうせんぽう)だった。矢面に立たされる防衛省・自衛隊の中に、野党議員やメディアに対する不満が鬱屈(うっくつ)してはいないか。そうした背景も調べる必要がある。 」としていますが、そうじゃないだろうというのが私の見解で、ネット上で話題になっている。
それは2015年9月30日の小西議員のツイートの内容に問題があり、これは現在では削除されているが、小西議員の失言として画像で今なお出回っています。
安倍総理の国連演説「(日本援助の)母子手帳が書き留めた身長や体重を見て、わが子の成長に目を細める母のうち一体誰が、その同じ子が、成長したのち、恐怖の使徒となるのを望むのでしょう」
自衛隊の母親の望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する恐怖の使徒になるのである。
先ほども言いましたがこれは現在削除されています。しかし、削除されたからと言って到底容認できるものではありません。自衛隊に所属する多くの自衛官を侮辱する言葉でありますが、小西議員は削除しましたが公には謝罪されておりません。
また社説では最後にこのような文言を掲載しています。
近年、世論の分断が広がり、ネット上には「非国民」「売国奴」といった言葉が行き交う。昨夏の都議選で、自らに抗議する人々を「こんな人たち」と切り捨てた安倍首相の発言も思い起こされる。政治や言論の荒廃が、自衛隊内にも影響しつつあるとしたら見過ごせない。
国会議員の背後には多くの国民がいる。そこには様々な考え方があり、丁寧に議論を重ねることで結論に導く――。
「国民の敵」という暴言からは、そんな民主主義の基本への理解が感じられない。https://www.asahi.com/articles/DA3S13457456.html
朝日もネット上で「反日新聞」と大々的に批判されていますので、そういった発言に対する皮肉でしょうが、先に述べた小西議員の発言や自衛官の背景を取材することなく、目先のことだけとらえ、ましてやここでも安倍総理の発言を持ち出すなど、民主主義の基本への理解が感じられないのはどちらでしょうか?と言いたい。
小西議員にいたっては「国民の敵」発言に怒りが収まらないらしくツイートを続けて投稿している。
小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) | Twitter
なかにはこのような投稿もありました。