希望の党の中身はやっぱり民進党、不毛な『印象操作』で貴重な質疑時間を費やす。
犯罪を犯した証拠を立証することはできても、無実の証拠を立証するのってなかなか難しいものです。しいて言うならばアリバイくらいしかないですよね。
それを踏まえて加計学園問題の質疑をご覧いただきたい。
新生・希望の党、ただの「第2民進」 加計審議で質問時間確保主張も…相も変わらぬ印象操作
希望の党は国会論戦でも「第2民進党」だった-。15日の衆院文部科学委員会は、質問時間配分をめぐる攻防で「5対5」を求めた与党から譲歩を勝ち取った野党が、満を持して学校法人「加計学園」の獣医学部新設認可の追及に臨んだ。
立憲民主党が学部新設4条件との整合性などを詰めようとしたのに対し、希望の党は民進党時代のお家芸である「印象操作」を際立たせるばかりだった。(松本学)産経ニュースより
確かに印象操作は民進党のお家芸でありましたね。
民進党、「加計学園」で波状攻撃 追及深まらず、最後は「印象操作」
2017年6月5日の衆院決算行政監視委員会と参院決算委員会でも(当時は民進党)衆参計6人の質疑者のうち5人が加計問題を追及する波状攻撃を仕掛けたが、安倍晋三首相に「印象操作」と切り返され、獣医学部新設計画をめぐる本筋の議論は深まらなかった。
宮崎岳志衆院議員は、首相と学園理事長らが並んだ写真が掲載された、安倍昭恵首相夫人のフェイスブックをパネルで示した。
「夫人のコメント欄には『男たちの悪巧み』。家族ぐるみの付き合いだ」
首相は「本当に悪巧みをしようと思ったらそんな写真なんか出しませんよ。3秒ぐらい考えれば分かる」と一笑に付した。
平山佐知子参院議員も獣医学部新設計画への関与の有無をただしたが、やりとりはかみ合わなかった。
首相「関与できない仕組みになっている」
平山氏「立証する責任は首相にある」
首相「私が関与した証拠を見せてほしい」
平山氏「友人が学部を新設したいなら、そうなればいいなと私なら思う」
首相「そうしたいなということを前提に質問されても困るんですよ…」産経ニュースより
と、安倍首相に軽くいなされ、最後には呆れられている。
このお家芸をまたも持ち出すのだ。
グラスを手に笑顔で写真に納まる安倍晋三首相と学園理事長…。昭恵首相夫人が過去にフェイスブックに掲載した写真は「怪しさ」演出の小道具として野党によって先の通常国会で何度も取り上げられた。そんな手垢(てあか)のついた材料を15日の文科委でも持ち出したのは希望の党の山井和則氏だ。
「安倍首相の友達だから認可されたという疑惑が払拭されていない!」
こう声を張り上げた山井氏の物持ちのよさには恐れ入るが、質問内容は民進党の「芸風」を見事に継承していた。山井氏は林芳正文科相に「疑惑」への対応を聞こうと試みた。
山井氏「不正が明らかになれば(学部新設の)認可取り消しもあるか」
林氏「仮定の話に答えるのは難しい」
山井氏「国民が納得しないような瑕疵(かし)が明らかになれば、認可取り消しもありうるということでよろしいか」
林氏「具体的にどういう瑕疵かが分からないとお答えしかねる」
山井氏「よく分からない答弁ですが…」
そもそも「瑕疵」の中身を突き付けて政権にただすのが国会論戦のあるべき姿だ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の11、12両日の合同世論調査では、野党の質問全般に関し「国民の期待に応える建設的な質問が多い印象」と答えた人は14.2%だった。怪しさの演出に終始する手法は有権者から見透かされている。産経ニュースより
またも貴重な時間を不毛な質疑に費やされてしまうのだった。
国民ももううんざりなのは、世論調査の結果でも明らかだ。
結局希望の党といっても、中身は民進党であることがここで明らかになった。