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【静岡】<新型コロナ>「クラブ利用伝えず」静岡市の感染男性 濃厚接触者 健康確認へ
県内で初めて新型コロナウイルスへの感染が確認された静岡市の六十代の男性は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船した二月二十日と二十二日、静岡市のスポーツクラブの浴場を利用していた。市は、男性と長時間、空間を共有した濃厚接触者を特定して健康状態を確認し、不要不急の外出を控えるよう要請する。 (三宅千智) 市によると男性は、「スポーツクラブセイシン千代田」(葵区上土)に二日とも四十分ほど滞在、浴場と更衣室を利用した。同じ時間帯に入館していたのは二十日に四十一人、二十二日に九十九人の男女計百四十人。クラブは会員制で、いずれも連絡先を把握している。 クラブは一日を休館とし、保健所は館内を消毒した。市保健所の加治正行所長は「下船後の外出先はきちんと聞き取りをした。男性がなぜクラブの利用を言わなかったのか、理由は分からない」と述べた。浴場内は湿度が高く、お湯も塩素消毒されているため、水を介した感染の可能性は低いという。 スポーツクラブセイシン千代田の杉山勉統括本部長によると、会員は市内を中心に約三千人。 PR情報
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