クルーズ船下船後“陽性”…静岡市の男性、スポーツクラブ2回利用 家族申告せず

[ 2020年3月2日 05:30 ]

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
Photo By 共同

 静岡市は1日、新型肺炎感染が確認された市内在住の60代の日本人男性が、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船後、同市葵区のスポーツクラブを2回利用していたと明らかにした。男性の家族は市の調査に申告していなかった。

 男性は下船当日の2月20日と22日に「スポーツクラブセイシン千代田」の浴室を利用。27日に息苦しさを感じ、検査の結果、28日に陽性と判明した。下船時は陰性だった。下船後の外出について男性の家族は当初「近所に2回、買い物に出た」と話していた。しかし20日に利用した際、男性と一緒に下船し、スポーツクラブに同行した家族が「クルーズ船に乗っていた」との趣旨の話をクラブ職員にしたという。

 静岡市で男性の感染が確認されたとの報道を見たクラブ職員が「感染者が施設を利用した可能性がある」と保健所に連絡。その後の調査で男性の利用が分かった。

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2020年3月2日のニュース