たとえば。「火災の発生した劇場」で。

たくさんの人が出口に向かって殺到すると、全員が、ひどい目に遭う。


「走らないでください」「落ち着いてください」、というアナウンスを聞き入れて、
行動を変えることのできる人が、果たしてそのとき、どのくらいいるのだろうか。


「在庫はたくさんあります。」「どうか冷静に。」「買い占めないでください！」という要請を
全く守ってもらえないのは、


つまりはそういうことなのだ、と。


今回のトイレットペーパーの騒動を、こんな風に例えておられるコラムを読みました。




　








このたびの、「マスクの売り切れ」は、
マスクをする人・必要とする人が増え、急激に需要が伸びてしまったのだから、致し方ない。


けれど。　「お尻」はどうだ？


「お尻数が急に増えること」はないはずなのに、こんなことになっているのは、なぜなのか。


メーカーさんの、「在庫は十分にある」という言葉の根拠だって、

それは人々が、従来通りのふつうの買い方で購入していれば、の話なのであって、


ふだんは１週間分しか買わない人が心配で２週間分買ったり、
２週間後になくなることを心配した人が３週間分、４週間分買ったりすれば、

現在のこの「品切れ」の状態が、そう簡単に解消されることは、なかなか難しいのではないか。



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本当にそうだな、と思いながら、件のコラムを読んだ、残りロール「５」となった、朝。

ロールの芯を、こんなに切ない気持ちで取り替えたことは、・・・人生の中で、初めてだ。



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朝１番にどこかに並べば、トイレットペーパーは買えるのだろうか。

残りロール「２」となったなら。

わたしも、遂に、いよいよ、家族を代表して。　その列に並ぶしかないのかな。　　ああ。


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メーカーさんは。　「不人気ロール」の在庫がどんどんはけて、嬉しいのだろうか。

いいや、受注が大変なことになり、異常なことになり、
会社での対処に追われ、帰宅できなくなっているような人も、もしかしたらあるのかもしれない。


生産者も、消費者も、流通に関わる人々も、みんな、みんな、みんな、困ってる。



喜んでいるのは・・・・　誰？



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マスクが必要な人は増えたけれど、


人々の、お尻の数は、増えてなんかない。


そう思って、乗り切りたい。　　乗り越えたい！


購入するときに、ロールの「各家庭の在庫数」を正直に申告して、
残数の少ない順から優先的に販売するシステムにしてくれたらいいのになあ、

なんて、つい思ったりもしてしまいますが・・・

そんな良心ファンタジー、通用するとでも思っているのか！！　と怒られそうです　（；＿；）






ここにある「３ロール」。そして、セットしてある１ロール。　トイレ内のストックが１ロール。







すずひ家の、残りロール数・・・「５」ロール・ジャスト！！




ううう　　。・°°・(＞_＜)・°°・。　　なんとかなってくれますように。







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり







不安なお気持ちでいらっしゃる中、わたしのブログをお読みくださって、ありがとう。

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劇場で火災が起こったら。わたしも、出口に向かって走ってしまうんだろうな、と思う。

起こってしまった、今のこの現状を、誰も責めることはできないけれど。

さすがに心細き　「残り５ロール」です　　。・゜・(ノД`)・゜・。