安倍晋三首相は3日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大防止策のためのPCR検査(遺伝子検査)について「今すぐできるとは言っていない」と述べた。2月29日の記者会見では「かかりつけ医などの判断で全ての患者が受けられる」などと語っていたが、実施時期は未定だと説明した。共産党の小池晃氏への答弁。
首相は29日の会見で「かかりつけ医など身近にいる医者が必要と考える場合は、全ての患者がPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保する」と発言。しかし、加藤勝信厚生労働相は3月2日の参院予算委で「(感染が疑われる患者を専門的に治療する)『帰国者・接触者外来』で受け入れることが難しくなった段階で、かかりつけ医等に切り替えていく」と述べ、答弁に「ズレ」が生じていた。
小池氏は「国民に正しい情報を伝えるべきだ」と追及。首相は「次のフェーズで、かかりつけ医等で受けるべきだと言われた方はPCR検査が受けられるようにしていく。現時点と、これから目指していくことを混同させたわけではない」と釈明した。【大場伸也】