Disc.1
- 1.花火
- 2.KissHug
- 3.かばん
- 4.星のない世界
- 5.夢見る隙間
- 6.初恋
- 7.シアワセ
- 8.花風
- 9.ずっと
- 10.あした
- 11.雲は白リンゴは赤
- 12.プラマイ
- 13.戻れない明日
- 14.ストロー
Disc.2
- 1.えりあし
- 2.二人
- 3.もっと
- 4.今度までには
- 5.恋をしたのは
- 6.桜の時
- 7.向かいあわせ
- 8.milk
- 9.4月の雨
- 10.ロージー
- 11.キラキラ
- 12.ホーム
- 13.嘆きのキス
- 14.ボーイフレンド
Disc.3
- 1.あたしの向こう
- 2.ナキ・ムシ
- 3.予告
- 4.蝶々結び
- 5.スター
- 6.あなたと握手
- 7.アンドロメダ
- 8.横顔
- 9.恋のスーパーボール
- 10.おやすみなさい
- 11.君の隣
- 12.三国駅
- 13.Loveletter
- 14.カブトムシ
Disc.4
- 1.未来を拾いに
- 2.陽と陰
- 3.こんぺいとう
- 4.Do you think about me?
- 5.キスでおこして
- 6.そんな話
- 7.前ならえ。
- 8.どろぼう
- 9.テレビゲーム
- 10.ぬけがら
- 11.I’m feeling blue
- 12.ココア
- 13.舌打ち
- 14.甘い絨毯
<初回限定仕様盤>
Disc5 「aiko はじめてのスタジオライブ」DVD
- 1.ドライヤー
- 2.冷凍便
- 3.雨は止む
- 4.大切な人
初回限定仕様盤 : PCCA-15020X / 4,000円+税
通常仕様盤 :PCCA-15020 / 3,500円+税
「あの写真はね、おじいちゃんが撮ってくれたもので。たぶん4歳のときやと思います。まるで猫を撫でているかのようにうわーっと上手にピアノを弾く人をTVで観て、いつか自分もそんな風に弾けるようになるんだと信じて重たい鍵盤を毎日弾いてました。“ムリかもしれへん”“いやできるはず”って何度も何度も思いながら。同時に、歌手になりたいという想いもその当時からずっと心の中にありましたね」
アップライトピアノの前にちょこんと座り、愛おしそうに鍵盤をつま弾く1人の少女。自らの指の動きを眺める視線の先には、大きな夢が広がっていた。それは一瞬たりとも消え失せることはなく、小さな体の中に存在し続けた。そして夢はいつしか現実のものとなり、彼女から溢れ出した“詩”はたくさんの人たちの元へと届き、かけがえのない関係を築き上げていく――。デビューからの21年を総括する初のシングルコレクション「aikoの詩。」は、ノスタルジックな一葉の写真がジャケットに添えられたことで彼女の人生そのものを、彼女の歩んできた壮大な物語をも感じさせる作品となった。
「うん。今回のアルバムができたことで、“私はここまでちゃんと息をして生きてこれたんやな”ってあらためて思えて。すごく感慨深くなりました。1曲ごとに、それを作った当時の自分のことが鮮やかに蘇ってもきますしね。そういう意味でも、まさに“人生のアルバム”やなって思います」
4枚組となった本作には、デビュー曲「あした」から「ストロー」までの全シングル表題曲に加え、人気の高いカップリング曲も厳選して収録。時系列ではなく、今回のために熟考されたという曲順で並べられているため、それぞれの楽曲が新たな輝きを放ちながら寄り添い合っているのが印象的だ。
「3枚のディスクに分けて収録したシングル(表題)曲は、3つのテーマでライブのセットリストを組むように並べていったんですよね。そこに関してはイメージしやすかったから案外、スムーズに決まりました。ただ、カップリング曲は選曲も含めてかなり大変で。収録時間の関係上、泣く泣く落選のハンコを押さなきゃいけない曲が出てくるのが本当に苦しくて仕方なかったです。ほんとはもっと入れたかった(笑)」
21年もの間、膨大な“詩”を生み出し続けられた理由を聞くと、「曲を作ることが、歌うことが楽しいから」とシンプルな答えが返ってきた。それは歌手を目指してピアノを弾いていた4歳の頃からまったく変わっていない想いであるはずだ。そして、ここから先も決して変わることはないのだろう。
「みなさんにaikoという存在を知ってもらえる曲を作り続けられたことは本当に良かったなって思うんです。昨日までの自分自身にすごく感謝もしてますし。でもね、これだけ愛おしいと思える曲があるからといって、明日が普通にやってくるとは思えないんですよ。今回、このアルバムを作れたことで逆に怖くもなってくるというか(笑)。だから、これからも楽しみながら、新しい曲をどんどん作っていかないとなって。今までもそうだったように曲を生む苦しみや痛みは必ずあると思うんです。でも、それに勝る楽しさや喜びがあるからこそ、私は続けていくことができるんですよね」
これからも生まれ続ける“aikoの詩”。ここからも続いていく“aikoの時”。それを共に楽しんでいくために、本作で今一度その輝かしい軌跡に触れてみて欲しい。熱烈な“aikoジャンキー”との関係を深めることはもちろん、新たな出逢いをもaikoは切に望んでいる。
「私は子供の頃、おこづかいを一生懸命貯めてCDを買い、ライブに行ってました。音楽をワクワクしながら聴いてきました。だからみんなにも同じような感覚になって欲しいなと思って、今回のアルバムを作ったところもあるんですよね。なので初めましての人も含めて、たくさんの人たちが手に取ってくれることを本当に願ってます。その気持ちが伝わったのか、ファンのみなさんがTwitterで“6月5日、『aikoの詩。』発売”って書いてくれていて。そういう部分でも21年間、活動を続けてこられて本当に良かったなって感じています。これからも頑張って、みなさんと一緒に年を重ねていきたいです」