自転車トラック競技の世界選手権最終日が1日に行われ、女子ケイリンは小林優香(26)、太田りゆ(25)=いずれも日本競輪選手会=がともに1回戦、敗者復活戦を勝ち上がれずに敗退。しかし、この種目の五輪出場枠は確定した。
ブノワ短距離ヘッドコーチの怒りは収まらなかった。「男子は誇りを持って戦う姿勢を見せた。それなのに今日の結果は恥しかない」。小林、太田ともに中途半端なレースを続けて1回戦、敗者復活戦とも、上位2人が勝ち上がれるレースで3位が続いた。短距離女子の五輪出場枠はケイリンの1枠(同一選手ならスプリントも出場可能)。「もし五輪で戦うチャンスがあるなら、何がだめだったのか見つめ直して負けないようにしたい」と小林。この日の思いがあれば五輪はきっと雪辱の場所となるずだ。