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【芸能・社会】

劇団俳優座は予定通り上演”新型コロナ”で中止、延期せず「1人でもお客さまがいる限り、演劇の熱を絶やしてはいけない」客席数は30席減

2020年3月2日 22時30分

王殺害後のシーンを演じたマクベス(斉藤淳)とマクベス夫人(佐藤あかり)

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◇3月15~31日 シェークスピア劇「マクベスの悲劇」

 胆のうがんのため、2018年6月に死去した加藤剛さんが演じて以来41年ぶりに上演される劇団俳優座のシェークスピア劇「マクベスの悲劇」(近藤弘幸訳、森一演出)の製作発表が2日、公演会場となる東京・六本木の俳優座けいこ場で行われた。

 新型コロナウィルス感染防止策の一環で舞台公演が軒並み中止される中、「1人でもお客さまがいる限り、演劇の熱を絶やしてはいけない」(宮崎健俳優座社長)と予定通りの上演を決めた。密集を避けるため客席数を30席減らすほか、来場者にマスクを配布するなど万全の態勢をとるという。

 新訳で、より現代の観客に伝わる作品を目指す。「夫を助けたい妻、妻の喜ぶ顔が見たい夫、この2人が相まみえて殺人を犯し神の領域に入っていく。その後の2人の姿など夫婦の愛の形をぜひ見てほしい」と森さん。

 マクベス役の斉藤淳(44)は「やってみたかった役。いったい何を信念に死を迎えるまで戦ったのか知りたい」。そして「こういうときだからこそ、やれるならやる」と決意を明かした。

 ほかに佐藤あかり(45)ら。公演は15~31日。

 

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