こんにちは、わにです。
今作がポケモン初プレイながらシングルs2最終19位(最高4位)を達成したので構築を紹介します。初心者から上位プレイヤーまでどんな人でも使える構築となっていると思います。
S3になってからもランクマ、仲間大会、フレ戦、全て含めた直近50戦は48勝2敗で勝率96%、瞬間7位、仲間大会準優勝と安定した成績を出せています。
今作初プレイなので当たり前ですが、構築記事を書くのも初めてで、興が乗ってしまい少し書きすぎてしまいました(笑)
読みづらかったらごめんなさい。
初心者でも使えるようなこのパーティで上位に入れた秘密は「【上級者向け】特殊な立ち回り」に書いてあるので是非読んでみてください。
はじめに
ポケモンはシングルバトルをするために始めました。とある実況者のポケモンバトルを見たときにとても興味を惹かれたからです。
構築は特に意識して作ったわけではないですが対面構築です。しかし、サイクル戦をすることもよくありました。
ある程度安定して勝てるようになってからは、重たいポケモンの対策を新しく他のポケモンを採用して解決することはしないように心掛けました。今の自分の6体で対応できる立ち回りをとにかく考えました。いわゆる相手に合わせて選出、立ち回りを行うスタンダード構築です。
色々なポケモンを使っても使いこなせないため始めてからなるべく同じポケモンで潜り続けました。バトルした相手の構築、選出、立ち回り、時間帯の勝率、思い付く限りの戦闘記録を取りました。ポケモンを始めて二ヶ月程度でポケモンノートは5冊を超えました。そんな戦闘記録のノートを元に構築記事を書いていきます。
レンタルチームと戦績
【初心者向け】簡単な選出・立ち回り
各ポケモンの役割は以下の通りです。。
基本的にアタッカー1体と物理受け特殊受けを1体ずつを選出します。
アタッカーで殴りつつ受けポケモンで受ける簡単な立ち回りです。
初心者の方へ
この前までポケモン初心者だった私からのメッセージです。まずは沢山戦って経験を積みましょう。次第にバトルに関する知識や思考が身に付きます。これを読んでいるあなたが近い将来ポケモンバトルを楽しんでることを願っています。
選出率とダイマックス率
選出率
自分が一桁や二桁順位の時だけ選出方法が異なるので選出率が違います。詳しくは「【上級者向け】特殊な立ち回り」を読んで下さい。
ダイマックス率
選出時のダイマックス率です。
ヒヒダルマ、ドラパルトはダイマックスしない方が強いです。
ポケモン紹介
特に珍しい型のポケモンは使っていないので分かるポケモンの話は飛ばしても問題ありません。
トゲキッス
選出率:4位 ダイマックス率:1位
性格:ひかえめ(とくこう↑こうげき↓)
努力値:H4 C252 S252
トゲキッスを採用する前はオーロンゲやサザンドラを初手選出されること多かったです。それがしんどかったので採用しました。あまり深く考えずに採用しましたが、今ではアタッカーで最も強いポケモンだと思っています。
基本、選出したら必ずダイマックスします。弱保バンギラスとダイマックス権を取り合っているので一緒に選出することはできるだけ避けていました。詳しくはバンギラスの紹介のところで後述しますが相手にニンフィアがいて、かつトゲキッスの通りが良い時に同時選出することがありました。
命の珠で火力上げです。弱保を警戒してもらえたらラッキーです。
相手の裏を見てすばやさを上げる必要があればダイジェットを選択しますが、基本的には対面や相手が交代してきそうな相手に抜群が入る技を選択していました。
くさむすびはドサイドンのために採用したのですが、グラスフィールドにしてダイマックス後にくさむすびでカビゴン倒したり、ダイソウゲンでダイマックスしてきたガマゲロゲやウォッシュロトムをワンパンしたりと役に立つことが思いのほかありました。
実はこのトゲキッス、最高4位を取ったときはミスで特性がはりきりになっていました。初心者だったので気付かなくて、ポケモンの師にパーティを見せたときに指摘されました。このエピソードからてんのめぐみに頼る必要がない事が分かります。今はどんな構築もトゲキッスに対してしっかり考えられていてダイマックス後長く生き延びることが少ないので、きょううんにしてもいいかもしれないですね。
ヒヒダルマ
選出率:6位 ダイマックス率:5位
性格:いじっぱり(こうげき↑とくこう↓)
努力値:H4 A252 S252
受けループ崩しとして使用していました。「【上級者向け】特殊な立ち回り」で後述している立ち回りでは他の用途もあります。
つららおとしは命中不安で打つのが怖いですが、ひるみがあり倒せるポケモンの幅が広がるので仕方なく採用しています。(サニーゴ、ヌオー、トリトドン等です。)
とにかくハチマキヒヒダルマは火力が凄いです。相手の交代を読めれば受けループに対してもかなりの有利になることができます。
確定一発のポケモン
- HBカバルドン(つららおとし)
- HBアーマーガア(フレアドライブ)
- HBナットレイ(フレアドライブばかぢから)
- Hギルガルド(フレアドライブ、じしん)
- HBドヒドイデ(じしん)
- HBブラッキー(ばかぢから)
- Hダイマバンギラス(ばかぢから)
- HBカビゴン(ばかぢから)
この他にも少し削れていれば倒せるポケモンも多くいます。とにかく火力が高いので相手にとって非常に後出ししにくいポケモンとなっています。
サニーゴ
選出率:1位 ダイマックス率:4位
性格:ずぶとい(ぼうぎょ↑こうげき↓)
努力値:H252 B252 D4
とても優秀な物理受けです。基本的にはダイマックスしていない物理アタッカーには後出しできます。(ハチマキ持ちの場合は例外あります。)もちろん対面ならダイマックスした相手の物理アタッカーもしっかり流せます。
ドリュウズがいたらほぼ確定選出していました。そのためドリュウズに後出しすることが多かったです。但し、ドリュウズのダイスチルは60%前後のダメージが入ってしまうのでドリュウズに後出しする時はダイスチルを打たれないシチュエーションであることが重要です。
また、攻撃が一段階上がったバンギラスのダイアークにはワンパンされてしまうのでサニーゴを死に出しするつもりなら相手にダイナックルを押させないようにする必要があります。相手がバンギラスを選出しそうならサニーゴとバンギラスを一緒に選出しない等です。
最終局面でサニーゴと相手の残り一体のポケモンが一騎打ちになることが多かったです。そのため特殊アタッカー(物理アタッカー)に残っているダイマックスを切り、削り切る場面が何度かありました。
またカビゴン対面になりTOD勝ちになることが何度もありました。こちらにはおにびしか攻撃手段はないですがリサイクル型だと相手に体力を全回復する手段がないので勝つことができます。
黒い霧は要所要所でかなり役に立つ技でした。ミミッキュやドリュウズに積まれて突破されることを防ぐのはもちろんのこと、バトンタッチ型の相手が見えたときは相手が特殊アタッカーでろうと積むタイミングで後投げしてバトンタッチのタイミングで黒い霧ができるようにしていました。
ウォッシュロトム
選出率:2位 ダイマックス率:3位
性格:ひかえめ(とくこう↑こうげき↓)
努力値:H252 C252D4
かなり優秀な特殊受けです。環境にいる特殊アタッカーには基本打ち勝てます。(打ち合いになった場合、大抵はダイマックスを切ることになります。)
細かく特殊アタッカーとの被ダメージや与ダメージを書くと膨大な量になってしまうのでここでは書きません。
特にトゲキッスやロトム系統に打ち勝てるのが強みとなっています。カットロトムとトゲキッスとの戦闘について細かく書こうと思います。
カットロトムと対面した時は確実にリーフストリームを打ってきますがこちらがダイマックスしていれば余裕を持って打ち勝つことができます。
Cカットロトムに対してこちらがダイマックス前提で
リーフストリーム 被ダメージ40%程度、のちカットロトムCダウン
に対して
ダイアーク 与ダメージ55%程度
と余裕を持って打ち合うことができます。突っ張ってこられても怖くないので交代読みが安心してできます。
Cトゲキッスに対してはどちらもダイマックス前提で
ダイフェアリー 被ダメージ20%程度
ダイソウゲン被ダメージ30%程度
に対して
ダイサンダー 与ダメージ55%程度
です。これもかなり余裕があります。
このダメージから想像できると思いますがトゲキッスが何の型であっても対応できます。但し、きょううんキッスは相手の急所の引き具合によっては倒されてしまいますが後続でどうにかできる程度には削れています。
このロトムにはサザンドラに有効打はありません。ダイアークである程度戦うことはできますがかなりキツイです。だからサザンドラはドラパルトかトゲキッスで見ます。
また、ニンフィアも受け切れません。
スプレー持ちのニンフィアのハイパーボイスはどちらもダイマックスでない前提で、
スプレー発動前ハイパーボイス 被ダメージ40%程度
スプレー発動後ハイパーボイス 被ダメージ55%程度
です。ニンフィアの型によりますが特殊受けに寄っていることが多くこちらの攻撃はあまり通りません。(仮に耐久振りでなかったとしてもどの道後出しできないのでかなりキツイです。)ニンフィアはバンギラスかヒヒダルマで見ます。詳しくはバンギラスのところで書きます。
ドラパルト
選出率:5位 ダイマックス率:6位
性格:むじゃき(すばやさ↑とくぼう↓)
努力値:A252 C244 S12
はっきり言ってかなり使いづらいポケモンです。この記事を書いているシーズン3では解雇して、相手のダイマックスターンを枯らすABこうかくレンズミミッキュを採用しています。
両刀です。Aに厚くしているのはウオノラゴンに対して強く出れるようにするためです。A252でないとドラゴンアローでウオノラゴンを倒しきることはできません。りゅうせいぐんを採用することも考えましたが、命中不安であることとCが下がってしまい起点にされる可能性を考慮してドラゴンアローにしました。
Sはからをやぶったパルシェン抜きです。スカーフですばやさを確保しているのであまりダイマックスを切ることはありませんでした。相手の遅いポケモンにダイマックスを切ることはありましたが、他のポケモンにダイマックスを切る方が強いことが圧倒的に多いかったです。
サザンドラに対してはとんぼがえりが安定です。(ドラゴンアローなら確定一発です。)アイアントが見れるようにかえんほうしゃを採用しました。無振りパルシェンには乱数一発です。
ヒヒダルマには火力が足りません。というより、全体的にどのポケモンに対しても火力が足りません。その代わりすばやさは基本的に誰にも負けないので初手に選出して相手に負担をかけるか、最後の掃除役とし使用していました。
バンギラス
選出率:3位 ダイマックス率:2位
性格:いじっぱり(こうげき↑とくこう↓)
努力値:H252 A124 B92 D28 S12
このバンギラスは下記の育成論そのままです。
とても使いやすいので是非読んでみてください。
耐久調整!対面怪獣弱保バンギラス!https://yakkun.com/swsh/theory/n284
基本的に選出したらダイマックスを切ります。
弱点保険が発動してダイマックスしているバンギラスは想像以上に固く火力があります。
ドリュウズに対してはこちらがダイマックスしていてもサニーゴに素直に引きます。但し、サニーゴのところで書きましたがダイスチルを打ってきそうな場合はバンギラスは捨てます。バンギラスの体力が半分以下だとダイスチルを打ってくると考えていいと思います。
トゲキッスとダイマックス権を取りあってしまうので一緒に選出することは避けていました。しかし、特定の場合のみ一緒に選出します。トゲキッスと一緒に選出した場合は大抵トゲキッスにダイマックス権を譲ります。
以下はトゲキッスの通りがいい場合の話です。
まずニンフィアがいて選出してきそうな時です。抜群を取られるので後出しするとかなり削れてしまいますがSが勝っている場合が多いので大丈夫です。どちらもダイマックス無しの前提で
スプレー発動前ハイパーボイス 被ダメージ60%程度
です。対面なら全く問題ありません。
もう一つはタスキ持ちでカウンター系の技を持ってそうなポケモンがいたときです。
タスキは残ってしまっても構わないのでバンギラスを捨てて削ります。砂ダメージで倒せたらラッキー程度の気持ちで問題ありません。
【上級者向け】特殊な立ち回り
今からここで書くことはギャンブル必勝法のような眉唾物です。私自身もなぜこの方法で勝てるのかはっきり分かっていません。疑問や反論はいくらでも出てくると思います。しかし一つ確かなことはこの方法で二桁から一桁に上がるまでの間十連勝し、その後も勝率八割程度を維持していることです。
前提としてこの戦い方はポケモンの性能に関わらずバトルに勝つ方法を探してる中で見つけた戦い方です。相手プレイヤーを「混乱させる」ことで勝機をみつけるのが目的です。ここで言う「混乱させる」とは私のポケモンを変態型だと思わせたり持ち物を読み間違えさせたりするなどして相手の思考をめちゃくちゃにすることです。私が奇行することで相手を「混乱」させます。
そのためには私が馬鹿ではない、言い換えるとポケモンバトルを上手いと思わせることが必要だと考えています。これを成り立たせるためにバトル前に表示される順位を利用しています。
また、対戦相手がポケモンバトルに慣れていることも重要であると考えています。私の奇行に気づいてもらわなければならないからです。
以上のことからこの方法は自分が上位にいる時しか使えないと考えています。
仲間内ではこの戦い方をその奇妙さと特徴から天文学の言葉からあやかって「カオス理論」と呼んでいます。
カオス理論
以下で言う「最善手」とは最もリスクが低く相手に有効な手を交代と4つの技から選ぶものとします。
カオス理論の手順
①:少し尖ったを選出します。(詳しくは下で書きます。)
②:最初の対面の有利不利に関わらず交代以外の最善手を打ち続けます。
③:自分の1体目のポケモンが瀕死になったら状況に応じて行動を分岐させます。
A:優勢 B:劣勢
④A:死に出しで有利対面(最善の対面)を作り最善手を打ち続けて勝ちです。
(つまり 普通に戦うということです。)
④B:死に出しで不利対面(最悪の対面)を作り交代以外の最善手を打ちます。
(この場合に本当の最善手は交代であることが望ましいです。)
これをバトルが優勢になるまで繰り返します。
優勢になったら最善手を打ち続けて勝ちです。
キーポイントは③での優勢かどうかの見極めです。従来のポケモンバトルでいうところの無駄死を1体目のポケモンがしていたとしても相手プレイヤーを「混乱させる」ことに成功できたと判断できれば優勢の可能性があります。
この戦い方の良い点は優勢な状態で最善手を間違えたとしても相手が混乱していればこちらに対して最善手を打てないことが多いという点です。それどころか間違えたことによって混乱している相手には有効打になることすら有り得る点です。
カオス理論の選出率
カオス理論の性質上、初手相手に最も刺さっているポケモンか耐久力のあるバンギラスやウォッシュロトムが向いています。トゲキッスもダイマックスすれば耐久力はあるので初手に投げることがあります。またヒヒダルマは耐久はないものの明らかな不利対面があるので奇行をすることができます。よくある選出は初手トゲキッス裏にヒヒダルマと何か等です。サニーゴは相手が選出を予想していると思われるので選出少なめです。また、ドラパルトは火力が微妙な上に耐久力が無いので選出はほぼしません。
今後のカオス理論について
カオス理論はまだまだ分からないことが多いです。これがたまたまの連続で勝ってる可能性もありますし、既存の戦法と同じ可能性もあります。ですが今後も試行回数を増やしてデータをとっていきたいと思います。
現在行われているシーズン3でもカオス理論を用いて最高7位を取れました。いくつかの例外パターンと法則をすでに見つけているのでシーズン3が終わったら紹介したいと思っています。
眉唾物のこの話をここまで読んでくださりありがとうございました。
終わりに
以上が初心者である私が上位プレイヤーになれた構築と考え方です。
読みづらいところが多々あったと思います。
目を通してくれてありがとうございました。
この構築記事を読んだ時間が有意義な時間になっていたら嬉しいです。
良かったらレンタルパーティも使ってみて下さい。