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 新型肺炎の感染が拡大している北海道が緊急事態宣言を出したことを受け、ロシアのサハリン州政府は2日、北海道と同州を結ぶ飛行機の運航を5日から停止すると発表した。北海道の北方領土はロシアでは同州の一部とされており、措置が長引けば北方領土とのビザ無し交流などに影響する可能性がある。

 同州政府のユシュク保健相が2日、発表した。停止期間は状況が改善するまでとしている。ノーボスチ通信によると、ユシュク氏は「日本の他の地域でも緊急事態宣言が出されれば、その地域に対しても同様の措置をとる」と述べた。

 日本と同州を結ぶ路線は、ロシアのオーロラ航空が北海道の新千歳との間で週5便、成田空港との間で週2便運航している。成田路線の運行も停止された場合、日本からサハリンに渡航するにはウラジオストクなどを経由する必要がある。(モスクワ=石橋亮介)

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