RHC JAPAN 内部被曝検査の立ち上げまで
2011 / 11 / 22 ( Tue ) 被災地支援 ~南相馬市での児童(0~6歳児)への無料検査の実施~
RHC JAPANの内部被曝検査は、月間6000検体以上の内部被曝検査を実施することが可能であり、検体量20ccで検査を実施することが可能です。そのような内部被曝検査体制を準備し、RHC JAPANは、被災地支援の一環として、南相馬市立総合病院と連携し、南相馬市の児童(0~6歳児)を無料で内部被曝検査を実施することを決定しました。その後一ヶ月間の現地での受付で、2100名を超えるお子様の検査を受け付けることができました。またRHC JAPANは、被災地のみならず全国からの内部被曝検査も受け付けており、南相馬市の児童以外に1500名を超える内部被曝検査を実施しています。現在では、大手企業の団体検査や一部の行政からの検査依頼も受け付けています。 RHC JAPANは今後も積極的に被災地支援を継続していく方針です。 →株式会社RHC JAPAN 内部被曝検査センターへ スポンサーサイト
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RHC JAPAN 内部被曝検査の立ち上げまで
2011 / 11 / 22 ( Tue ) 対策 ~尿による内部被曝検査~
その後、南相馬市で内部被曝検査を受けることができない小さなお子様の検査を実現する為に、複数の医療関係者や分析会社に問い合わせをした結果、乳児の内部被曝検査には尿による検査が必須だという結論となりました。しかし、現状のゲルマニウム検出器を用いた検査では、大量の検体(1~2リットル程度)が必要な為、オムツがとれていない乳児の検査を行うことは非現実だったため、他の方法を模索し続けました。その後、ラジオアイソトープ、医療/研究領域で使用されている最新の放射能検査機器の存在を知り、その機器であればわずかな尿からでも検査が可能なことがわかりました。しかし一から検査機器を購入し、新たに体制を作ることは大きなコストとリスクを伴います。そのため、一時は内部被曝検査を実施することを断念しかけましたが、「被災地をはじめ全国で不安を抱えている方々の為に、まずは内部被曝検査を受けられる環境を作るべきだ」という声を多く頂き、RHC JAPANは、民間企業として初である尿による内部被曝検査事業を立ち上げました。 RHC JAPANは今後も積極的に被災地支援を継続していく方針です。 →株式会社RHC JAPAN 内部被曝検査センターへ |
RHC JAPAN 内部被曝検査の立ち上げまで
2011 / 11 / 22 ( Tue ) 課題 ~ホールボディカウンターの問題点~
国内に内部被曝検査を行える装置ホールボディカウンターは100台程度ありましたが、原子力発電所及び研究機関での保有がほとんどで、一般に対する内部被曝検査はほとんど行っていませんでした。福島県では、一部の自治体がホールボディカウンターを独自に購入し内部被曝検査を行う動きも出ていました。そのような中、RHCに対しても、複数の医療機関より海外製ホールボディカウンターの輸入の依頼がありました。しかし、調査を進めた結果、ホールボディカウンターは納期にも半年以上必要であり、仮に1台入手できたとしても1日に数十人、一ヶ月かけても数百人程度しか内部被曝検査ができないことがわかりました。このような検査体制では、一刻も早い内部被曝検査を切望している多くの被災地の方々の検査をスムーズに実施することは到底不可能です。また、同時期に南相馬市でホールボディカウンターでの内部被曝検査を実施していた先生方からお話を聞いた結果、ホールボディカウンターは、身体を固定できない乳児の内部被曝検査を行うことができず、妊婦に関しても検査を受けることはできないということもわかりました。 RHC JAPANは今後も積極的に被災地支援を継続していく方針です。 →株式会社RHC JAPAN 内部被曝検査センターへ |
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