第11回 和泉補佐官、目を覚ませ
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第11回 和泉補佐官、目を覚ませ
次から次へと暴露される、あなたが言ったこと、やったこと。
それまで誰も書けなかったことが報道されるようになった。力に陰りを感じたに違いない。
今回の音声データ、さすがに想定外だっただろう。
それでもまだ、目を覚ますことができないのか。
これくらいどうってことはないと強がるのか。
これで撃ち止めだと思っているのか。
いや、昨年12月26日にあなたがやったことを私は忘れない。
正気を取り戻すことができないなら、あの日の音声を世に問うことだって躊躇わない。
あの日、官邸の執務室で、また大きな嘘をついた。
面と向かって、目を覚ませと言われ、しかし言を左右にして逃げ続けた。
自分で始末をつけられないなら、正義を葬ろうとした事実は、国民の審判の前に照らし出さねばならない。
音声データなどあるはずがない、と高をくくっているかもしれない。
最新のレコーダは、本人が知らない間に持たされ、そして気付かぬまま回収できるものだってあるのだ。
肩書通り本当に総理をお支えしているのか、それとも総理を都合よく使っているだけなのか。
それは時間の問題ではっきりするだろう。
もう一つ、はっきりすることがある。
大坪氏が支配しようとしたのは、山中先生であり、AMEDであったが、本当に支配されたのは和泉補佐官、あなた自身だったということが。
今度こそ目を覚ましていただこう。
自ら正常化させ、汚名挽回するラストチャンスだ。
日本の医療研究開発が歪められている。