感染の報告が相次ぐ、「新型コロナウイルス」。毎日の生活のなかで、私たちは実際にどう行動すればよいのでしょうか?今回あさイチは、皆さんが今感じている不安や、解消しきれていない疑問点などについて、スタジオに専門家を招いて1つ1つお答えしました。
自分と家族が感染しないために
家の中に“ウイルスを持ち込まない”
専門家によると、アルコール消毒液がなくても、「せっけん」や「家庭用の中性洗剤」に含まれる「界面活性剤」に期待ができるそうです。「新型コロナウイルス」は、「SARSウイルス」とよく似ていて、共通して「エンベロープ」という「脂質の膜」があります。アルコールは、この「エンベロープ」を壊して、ウイルスの感染力を無くしますが、「SARSウイルス」には、「界面活性剤」で同じ効果が確認できたと、国立感染症研究所が発表しています。今回の「新型コロナウイルス」では、まだ実験で確認されてはいませんが、同様の効果が期待できるということです。
“外出中”に感染しない
「布製マスクは、ハンカチと同じ」と思ってください。せきエチケットとして、せきが出る時に飛沫が飛ばないように使うなら、差し支えありません。専門家によると、マスクは「感染した人がウイルスを拡散するのを防ぐ」のが主な目的で、「感染していない人が予防する効果」は限定的とのこと。ウイルスは「目」からも感染する可能性がありますし、手で目・鼻・口を触ることで感染することもあります。手洗いをしっかりすることの方が、感染を防ぐためには重要です。外出で避けるべき場所は、「空気が入れ代わりにくい場所で、多くの人が近くで話し続けるような環境」。空気の入れ替えが出来ているような場所は、怖がり過ぎなくていいそうです。