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【ドラニュース】

無観客で静寂のナゴヤD切り裂く豪快弾 中日・ビシエドがコイ開幕投手の大瀬良撃ち

2020年3月1日 紙面から

中日-広島 オープン戦4回裏2死、大瀬良(左)から左越え本塁打を放つビシエド(益田樹撮影)=ナゴヤドームで

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 中日は29日、ことし初となるナゴヤドームでのオープン戦で広島に逆転勝ちした。目を引いたのはダヤン・ビシエド内野手(30)の健在ぶり。開幕戦で対する大瀬良から同点ソロを放つなど、2安打2打点をマークした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客で行われた3・20の前哨戦。もし本拠地スタンドに竜党が詰めかけていたなら、予行演習をバッチリこなした主砲へ拍手と歓声が注がれたはずだ。

 主砲ビシエドが観客のいない左翼席中段へ今季1号を放った。1点を追う4回2死。広島の開幕投手に内定済みの大瀬良のフォークをたたいた。オープン戦4試合目、9打席目での初安打が本塁打となった。

 「とてもうれしい。いい当たりだった。ファンのいない球場は違和感があったし、ファンの大切さを感じたよ。ファンには少し我慢してほしい。3月20日の開幕戦(対広島、マツダ)を楽しみにしていてください」

 対大瀬良は昨季3割5分。3週間後に再戦するコイのエース右腕を相手に、相性通りの結果を残した。6回には左腕・床田から決勝の右前適時打を放った。

 来日5年目。「今は日本が本当に大変なときなんだ」。新型コロナウイルスの感染拡大に心を痛める。

 キャリアは日本が第二の故郷だと物語る。過去のリーグ別の出場試合数は母国キューバ・リーグ305試合、メジャー483試合、2016年に竜戦士となり昨季まででNPB484試合。メジャーでの出場数を上回った。米国籍を得たとはいえ、おそらく日本は野球人生で一番多くの試合に出た国としてビシ砲の記憶に刻まれる。

 

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