ずべ公ではありますが、お色気たっぷり、大信田礼子の魅力満載です。ずべ公とはいえ、ドスは振り回すわ、マシンガンはぶっ放すわのやりたい放題。これが伝説の「ずべ公番長」シリーズ全4作です。

大信田礼子

あぁ、大信田礼子。抜群のスタイルで色気を絵に描いたようなイイ女。そう、それが大信田礼子。1967年に映画「青春太郎lに出演し、歌手としても1970年に「女の学校」でデビューしています。なんと言うかこの曲、タイトルがいかにもな感じ。このタイトルからも推察できるように、22歳とは思えない色気です。特に太もも、当時の男性諸君はこれにやられました。そう、大信田礼子は太ももだ!!
大信田礼子

大信田礼子

本名:大信田 礼子(同じ)
生年月日:1948年9月15日
出生地:京都府京都市
血液型:B型
職業:女優、歌手
活動期間:1966年 - 現在
配偶者:都倉俊一1974年 - 1978年
女優としても歌手としても順調にキャリアを積み上げていった大信田礼子ですが、熟女となっても太ももの魅力は健在!
大信田礼子

大信田礼子

カナリアン・ドリーム」より
その魅力を決定づけたのは東映映画「ずべ公番長」シリーズ全4作でしょう。そりゃぁ、もう、大信田礼子の魅力バクハツですわ。では、その「ずべ公番長」シリーズ、順にご紹介しましょう。

第1弾 ずべ公番長・夢は夜ひらく

シリーズの第1作「ずべ公番長・夢は夜ひらく」が公開されたのは1970年9月です。一足早く大信田礼子は「不良番長・一攫千金」、「不良番長・出たとこ勝負」の不良番長シリーズに出演していて、これが好評ということで「ずべ公番長」シリーズの主演を勝ち取りました。大信田礼子、22歳かぁ。。。太ももが目に焼き付いて離れません!
ずべ公番長 夢は夜ひらく

ずべ公番長 夢は夜ひらく

企画:吉峰甲子夫
脚本:宮下教雄、山口和彦
監督:山口和彦
撮影:仲沢半次郎
録音:小松忠之
照明:川崎保之丞
美術:北川弘
音楽:津島利章
編集:長沢嘉樹

キャスト:大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵、宮園純子、藤圭子、谷隼人、金子信雄梅宮辰夫
【解説】
新宿(じゅく)での啖呵も颯爽と、女だてらに仁義をきる。
とびきりはくいずべ公どもが、魅せて!聞かせて!暴れます!「ずべ公番長」シリーズ第1弾!!
生まれは横浜、育ちは孤児院。北は北海道、南は九州まで、女だてらに全国を練り歩き、付いた通り名は「ハマぐれおリカ」。ノーブラシースルールックにジーンズも颯爽と、新宿を根城に暴力団相手に派手なアクションを繰り広げる。人気爆発!藤圭子(宇多田ヒカルの母親)が唄う「圭子の夢は夜ひらく」の主題歌バックに大信田礼子、宮園純子、橘ますみ、賀川雪絵、夏純子ら東映若手女優が一堂に集まって色気とパンチアクション満開で競う「ずべ公番長」シリーズ第1弾!
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サブタイトルの「夢は夜ひらく」は、藤圭子の大シングルからのものですね。タイアップというか、便乗というのか、おかげで映画は注目を集めました。藤圭子は宇多田ヒカルお母さんですね。今や娘の方が有名になっていますが、若い頃の藤圭子はキレイですよぉ。

「ずべ公番長 夢は夜ひらく」(公開年月日 1970年09月22日) 予告篇

この予告編にも藤圭子がチラリと出てきますが、宇多田ヒカルより美人だと思いますけどね。

さて、この「ずべ公番長」シリーズ、監督は山口和彦です。山口和彦といえば、他に梶芽衣子の「銀蝶シリーズ」、志穂美悦子の「女必殺拳シリーズ」や千葉真一の「けんか空手シリーズ」といったシリーズものの映画で知られています。でも、まぁ、一般的にはテレビドラマスクール☆ウォーズ」が印象深いですかね。

第2弾 ずべ公番長・東京流れ者

シリーズ第2弾「ずべ公番長・東京流れ者」は1970年12月に公開されました。1970年は「ずべ公番長」シリーズの2本意外に、大信田礼子は「不良番長・一攫千金」(4月公開)、「盛り場流し唄・新宿の女」(5月公開)、「不良番長・出たとこ勝負」(8月公開)、「経験」(10月公開)、「不良番長・口から出まかせ」(12月公開)と実に5本の映画に出てるんです。勢いがあったということですね。その勢いに乗った「ずべ公番長・東京流れ者」ですから、悪かろうはずがありません。
ずべ公番長 東京流れ者

ずべ公番長 東京流れ者

企画:吉峰甲子夫、高村賢治
脚本:宮下教雄、山口和彦
監督:山口和彦
撮影:中島芳男
録音:広上益弘
照明:元持秀雄
美術:藤田博
音楽:津島利章
編集:長沢嘉樹

キャスト:大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵、宮城千賀子、集三枝子、左とん平、南原宏治、渡瀬恒彦
大信田礼子扮する“ハマぐれおリカ”が全国を練り歩き大暴れするというのがこのシリーズ。第2弾も大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵のずべ公トリオのお色気がたまらんわけです。お色気はたまらんのですが、アクションが思いのほか激しいというのもこのシリーズの特徴ですね。
【解説】
イキなダボシャツ、ドス一本。恐喝・強盗なんでもやるぜ!
ハマぐれおリカのネリカン仕込み、喧嘩仁義をたっぷりご披露。「ずべ公番長」シリーズ第2弾!
大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵のずべ公トリオのお色気アクションが大評判となった「ずべ公番長」シリーズ第2弾。マキシロングコートにダボシャツ姿も颯爽と登場するずべ公たちが、落ち目のテキ屋一家の身内となって家業に励むが、この一家の金看板を狙う暴力団相手に派手な大暴れを斬新なタッチで見せる。大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵が揃いの真っ赤なマキシロングコートで殴り込むスタイリッシュラストシーン!パンチ!お色気!アクションの三拍子揃った元祖コスプレアクションの会心作。
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「ずべ公番長 東京流れ者」予告編

渡哲也と松原智恵子で1966年に「東京流れ者」という映画が公開されていますが、言うまでもなく全く別物です。が、面白いのはテーマ曲の「東京流れ者」。これは同じです。只この曲、渡哲也の他にも竹越ひろ子、渡哲也盤などが歌っているのですが歌詞がみんな違うんですよね。「ずべ公番長 東京流れ者」で歌っているのは藤圭子ですが、これまた歌詞が違います。因みに、作曲者は不詳となっています。

第3弾 ずべ公番長・はまぐれ数え唄

第3弾は1971年3月に公開された「ずべ公番長 はまぐれ数え唄」です。「はまぐれ」というのは大信田礼子扮する主人公が横浜の生まれなんです。まぁ、「はま」ですね。でもって、ぐれたんですねぇ。それで「はまぐれ」というわけです。で、今回もバイクで暴走するわ、マシンガンはぶっ放すわとやりたい放題です。
ずべ公番長 はまぐれ数え唄

ずべ公番長 はまぐれ数え唄

企画:吉峰甲子夫、高村賢治
脚本:宮下教雄、山口和彦
監督:山口和彦
撮影:飯村雅彦
録音:小松忠之
照明:元持秀雄
美術:中村修一郎
音楽:津島利章
編集:長沢嘉樹

キャスト:大信田礼子、谷隼人、賀川雪絵、清川虹子、集三枝子、左とん平、小池朝雄、曾我廼家明蝶
【解説】
愛車は揃ってオートバイの重量車!
ニューファッションにドスを一振り呑み込んで、Z団との大勝負!人気爆発、シリーズ第3弾!
本家「不良番長」シリーズの姉妹編で製作され、今や本家を凌ぐほどの人気を得てきた「ずべ公番長」シリーズ第3弾!赤い革ジャン、赤い超ミニスカ、黒のブーツで身を固めたおリカこと大信田礼子が、横浜に帰ってパンチのきいたアクションを披露する。今回の最大の見せ場は、関東大信田礼子ハマぐれおリカ一派対関西賀川雪絵Z団一派の対立抗争だ。暴走するバイクにまたがって、マシンガン、自動小銃をぶっ放す白兵戦。雌雄を競って海浜地帯を血に染めるド派手アクションの痛快篇。
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ミニスカから伸びている大信田礼子の足。でもって太もも。これなくして「ずべ公番長」はないわけですが、今回も期待通りですよォ。

「ずべ公番長 はまぐれ数え唄」(公開年月日 1971年03月09日) 予告篇

「ずべ公番長」シリーズは基本的には大信田礼子を観る映画ではあるのですが、左とん平、金子信雄、伴淳三郎といったとぼけた味のある脇役の存在感には捨てがたい魅力があります。映画ファンであれば、むしろこちらの方が楽しめるんじゃないかと思いますねぇ。

第4弾 ずべ公番長・ざんげの値打もない

「ずべ公番長 はまぐれ数え唄」の翌月に公開されたシリーズ第4弾にして最終作「ずべ公番長 ざんげの値打ちもない」。
「ざんげの値打ちもない」とは1970年10月に発売された北原ミレイのデビュー曲です。もちろんテーマ曲でもあり、映画には北原ミレイ本人も出演しています。
ずべ公番長 ざんげの値打ちもない

ずべ公番長 ざんげの値打ちもない

企画:吉峰甲子夫/高村賢治
脚本:宮下教雄/山口和彦
監督:山口和彦
撮影:仲沢半次郎
録音:長井修堂
照明:元持秀雄
美術:藤田博
音楽:津島利章
編集:長沢嘉樹

キャスト:大信田礼子、橘ますみ、賀川雪絵、北原ミレイ、左とん平、金子信雄渡瀬恒彦、伴淳三郎
【解説】
見せ場は新宿(じゅく)のドス祭り!ずらり揃った、お馴染みやさぐれ五人集!
ご存知、北原ミレイのヒット演歌で叩き出す「ずべ公番長」シリーズ第4弾!
♪あれは二月の寒い夜、やっと十四になった頃…北原ミレイのヒット演歌にのせて、真っ赤なマキシーコートで殴り込むコスプレが大好評の「ずべ公番長」シリーズ第4弾。舞台は再び新宿。細いナイフを光らせて、ホットパンツで啖呵を切る。新宿に帰ってきたハマぐれおリカ・大信田礼子を中心に、やさぐれずべ公五人衆の怒りと悲しみを盛り場新宿に叩きつける。世話になった自動車修理工場を乗っ取る暴力団を相手に恨みと意地で大暴れ。お色気とパンチと演歌ムードたっぷりな痛快アクション
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レコードヒットしましたからタイアップとしては上手くいったということですね。ただ、シリーズ最終作というのは多少寂しい思いがします。それでも、映画の中の大信田礼子は元気です。今作も魅力いっぱいで輝いています!

「ずべ公番長 ざんげの値打ちもない」(公開年月日 1971年04月28日) 予告篇

まさに人気絶頂。70年代前半の大信田礼子は、映画だけではなく、「プレイガール」をはじめ多くのテレビドラマにも出演していますし、1973年には歌手としても「同棲時代」を大ヒットさせています。もう一度言います。70年代前半の大信田礼子は、まさに人気絶頂。
だったのですが、大ヒットしたものの「同棲時代」がいけなかった。「同棲時代」で作曲を担当した都倉俊一1974年に結婚し、以降は引退状態となってしまったんです。残念。美しく、もっとも輝いていた時期に大信田礼子が観られなくなるなんて。都倉俊一のヤツ、許さん

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