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【サッカー】

イタリアサッカー界に"新型コロナ"拡大 遠征中に発症,陽性反応…セリエCでスタッフ含め4人隔離

2020年2月29日 11時20分

セリエAの試合延期を伝える看板。イタリアで急速に新型コロナウイルスの感染が広がっている(AP)

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 イタリア・セリエCのピアネーゼは28日、3選手と1人のスタッフが新型コロナウイルスに感染し、隔離され治療を受けていると発表した。プロサッカー選手としては初の感染例と見られる。クラブが発表した声明によると、最初に発症した22歳の選手は先週末、イタリア北部アレッサンドリアへ遠征中、発熱と頭痛があると訴えたという。チームドクターの指示で、23日のU-23ユベントス戦のメンバーから外れて隔離。26日に病院で検査を受け、新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。

 並行して、遠征した全選手とスタッフも検査を受けたところ、ほかに2選手も陽性だった。さらに28日朝、1人のスタッフが発熱し、救急車で病院へ搬送されたという。

 チームはすでに練習を中止し、各選手は15日間の自宅待機を行うなど、感染拡大の措置を実施。いまのところ他の選手やスタッフに感染を疑う症状は出ていない。また対戦相手だったU-23ユベントスにも、発熱などの症状が出ている選手はいない。

 イタリアでは28日時点で、821人の感染者が確認され、12人が亡くなっている。今週末のセリエAは、感染が広がる同北部で1日に行う首位ユベントス-3位インテル・ミラノなど計5試合を無観客で行う。しかしついに選手にも感染者が出たことは、イタリア全土に衝撃を与えている。

 

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