自転車トラック種目で東京五輪出場枠が懸かる世界選手権第3日は28日、独ベルリンで行われ、4種目の合計点で争う中距離の女子オムニアムで梶原悠未(22)=筑波大=が金メダルを獲得。世界選手権の金は日本人としては男子スプリントの俵信之以来33年ぶり、日本の女子として初めての快挙となった。この種目の五輪出場1枠獲得も確定し、自身の代表初選出も確実となった。
▽日本自転車競技連盟・中野浩一選手強化委員長(トラック種目)「よくやってくれた。87年の俵君と本田君の優勝時は行ってないから、君が代を聴くのは86年に自分が優勝(V10)して以来だな(笑い)。落車しても落ち着いていたし、他の選手と比べても安定感があった。ただ、これで慢心しないこと。緊張感を持ち続けてほしい。五輪の代表?世界王者は梶原以外にいるのか」