名古屋グランパスは28日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。新型コロナウイルスの感染拡大で3月15日までの全公式戦が延期。再開初戦が予定される3月18日の横浜FC戦(ニッパツ)までは、急きょ設定した2試合の練習試合などで調整する。
緊急事態にも選手は前向きに受け止め、コンディション維持や戦術磨きに取り組んでいる。公式戦2試合は1勝1分と上々。ルヴァン杯・鹿島戦の無失点勝利をはじめ、前線を含めた高い位置でボールを奪う積極的な守備が光った。
一方で、攻撃面は連係や決定力に上積みの余地を残した。29日には延期決定後初の練習試合(対戦相手は非公表)を非公開で行う。DF吉田豊は「まだ前に厚みのある攻撃はできていない。パスなどの回数を増やしていきたい」と課題の修正を最優先する考えだ。
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