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【ドラニュース】

中日・与田監督、信念持って采配 きょうから史上初無観客OP戦

2020年2月29日 紙面から

練習後、オープン戦への意気込みを話す与田監督=ナゴヤドームで(中嶋大撮影)

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 中日は29日、公式戦開幕カードでぶつかる広島とのオープン戦(ナゴヤドーム)に臨む。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同日から3月15日までプロ野球のオープン戦は史上初めて無観客試合で実施される。与田剛監督(54)はナゴヤドームで練習を再開した28日、異例の環境にも「しっかりとその中でやっていく」と強調。3月20日に開幕を無事に迎えることができると信じ、強い信念を持ってタクトを振る決意を示した。

 本拠地・ナゴヤドームに戻っての初戦。29日の広島戦は周知の通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客で実施されることが決まっている。与田監督も経験がないというシチュエーションだ。

 「楽しみにしていたファンの方がたくさんいると思うし、われわれもそういうファンの方の前で、キャンプで仕上げてきた技をお見せしたかった」と残念な思いは捨てきれない。ただ、無観客試合は感染拡大を防ぐための措置。「これは国としてのこと。しっかりとその中でやっていく」と言葉に力を込めた。

 仮に感染が広がれば、3月20日の開幕も危ぶまれる。先行きが見えない状況だが、あくまで開幕へ向け、チームを仕上げていくだけだ。「まだ(開幕は)延期、中止という決定は出ていない。まずは開幕に向け、しっかり準備していく」と、揺るがぬ決意を口にした。

 開幕までオープン戦は残り12試合。昨年は沖縄から名古屋に戻ると、「これからいろいろサインを出していく」とシフトチェンジした。今年は東京五輪開催で開幕が早まっているため、沖縄での実戦からサインを織り交ぜた。ここからは「サインに対する結果に、見方が厳しくなる」と言う。

 例えば、バントのサインにしっかりと1球で決めることができるか。高いレベルでの結果を求めていく。その中で開幕メンバーの絞り込みも同時に行う。「開幕の時期が近づいてくれば、当然メンバーも絞り込んでいかないといけない。いろんな意味で厳しくなっていくと思う」と予告した。

 

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