電通 社員感染で約5000人原則在宅勤務に 資生堂では早期対策

[ 2020年2月26日 05:30 ]

社員1人の感染が明らかになった電通の本社ビル
Photo By 共同

 広告大手の電通は25日、東京都港区の本社ビルに勤務する50代の男性従業員が新型コロナウイルスへの感染が確認されたと明かした。26日から当面の間、本社ビルで働く全従業員約5000人を対象に、原則在宅勤務の実施を決めた。

 電通によると、男性は19日から体調不良を訴え会社を休んでいたという。検査の結果、24日に「陽性」が確認された。男性は入院中だが重症ではないという。中国への渡航歴の有無など詳しいことは開示していない。

 また、保健所により4人の濃厚接触者が認定された。いずれも電通グループの従業員で、25日から取引先への訪問を禁止し自宅待機にしているという。

 また資生堂も国内のグループ社員の約3分の1に当たる約8000人を対象に、テレワークを利用した在宅勤務を基本とする方針を明らかにした。店頭で接客に当たる社員や生産担当社員らを除く人員で役員も対象。26日から3月6日まで。感染者は確認されていないが早期に対策を取る。

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2020年2月26日のニュース