2012年05月18日

foobar2000のgapless crossfaderの設定方法(ギャップレス再生、クロスフェード)



foobar2000の1.1.11ではAdvanced設定にあった項目が無くなって、標準の設定項目としてoutputの項目でクロスフェードができるようになっていますが、無音カットはしてくれないのでギャップレス再生がしたい人は、DSPのプラグイン"gapless crossfader"を導入する必要があります
 ダウンロード:foo_dsp_crossfader 1.3.4.1
 http://foobar2000.xrea.jp/up/files/up1128.7z
foobar2000のインストールフォルダ内の"components"というフォルダに解凍して出てきたものを入れます
その後設定の"DSP Manager"で"gapless crossfader"を左に移して有効化し、上部の"configure~"で設定を変えると具合が変わります。

下記1.1.11の場合です。ほかのサイトも参考にしてみましたが全部の設定の項が良くわからなかったので解説を
gapless_crossfader.png
■ max length
(最大で無音をカットする時間を決める。0だとカットなし。無音期間よりも今回の設定値のほうが小さいと無音が残ります)
■ seamless
(継ぎ目がなくなるらしいが違いは微妙)
■ remove middle silence
(曲の途中や最初にある無音までもスキップ発動、曲の最初にも無音はあるので設定推奨)
■ threshold
(上記動作時の音量低下割合?をdbで設定、数字が小さいほうが音量大でも飛ばしてくれるようですが誤爆により曲が変になることがある)
■ minimun length of silence to skip
(上記動作時に無音と判定された期間を何秒残すのか。0なら音量一定値以下を全部カットだが曲の途中が不用意に飛ばされて変になることもあるので少なくとも少量残すのが良いようです)
■ max length
(曲の重なり期間。最初に設定した無音を除いた終了xx秒前から重なり始める)
■ track change
(上記の時間のxx%の期間で曲の変更を終える。曲の終わりを意図的にカットしたい場合は100%以外に設定する)
例、 6秒で50%:無音6秒前から音量が下がり始めて次の曲も再生され始め、最後3秒分が無音でなくてもカットされ切り替え完了
■ manual track change
(曲を自分で変更した場合用。1.1.11では何も変わらないような?)
このDSPでは設定が不能で、outputのところに最近設定ができた方の設定で変えれるようです
■ seeking
(曲をシーク[時間を移動]した場合用、1.1.11では何も変わらないような?)
このDSPでは設定が不能で、outputのところに最近設定ができた方の設定で変えれるようです

補足:
・"max length"以下のfadeoutの設定は純正機能でもできるようです。純正機能の場合は"fade out"に設定したぶんだけ重なるようになります(このとき"fade in"も同等程度設定しておかないと2曲同時再生状態で聞きにくいかと思います)。ただし上記DSPとセットで使うと当方の環境では挙動が変ですね。変なところで次の曲が割り込むような挙動をしてクロスフェードにならないです。
・無音カットに失敗するときがありますね。曲の並び順によっては直るので設定の問題ではないようですが。
おまけ:
audacityというフリーソフトを使えば無音を足した音楽ファイルが作れるのでクロスフェードのテスト等に使えるかと。下記に自分が適当に作った曲サンプルを置いておきます。参考にどうぞ。
無音追加_ギャップレス再生テストデータ.zip


参考:
「foobar2000」忘備録、DSP編その1。 - へっぽこデジタル生活
http://dejiseikatu.blog77.fc2.com/blog-entry-56.html
foobar2000のアップデート: 趣味とかを徒然なるままに
http://nekonohiroba.seesaa.net/article/250451521.html


posted by okoya at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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