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【芸能・社会】今年は寂しい花見に…目黒川の桜ライトアップ&ぼんぼり中止「外国人は減るだろうから、人出は半分かな」2020年2月28日 20時33分
上野公園はキッチンカーなし、ごみ箱設置せず桜の開花が近づき、例年なら花見の話題で盛り上がる時期だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大でお花見事情も一変。イベント中止など、寂しい春の到来になりそうなムードだ。 例年約400万人もの日本一の花見客でにぎわう東京・上野公園。日本気象協会の東京(千代田区)の開花予想は3月17日とされる。公園事務所の担当者が「記憶にある中で初めての対応になりますね」と話すのは、例年と違い、花見のメイン通りの区画分けのラインを引いたり、特設のごみ箱を設置しないからだ。 例年通り午後11時までの開園は変わらず、公園を訪れるのは自由だが、今年は許可された業者のキッチンカーの出店もなくなり、不特定多数が集まるような「花見を促す掲示や案内はしません」。ただ、ブルーシートを敷くことは可能という。 感染防止の観点からどう対応するか、開花が迫る中、公園事務所は週明けに観光連盟や警察などを交えた協議を行う予定だ。 東京・中目黒周辺の目黒川に沿って並ぶ約1200本の桜は近年、外国人観光客にも超人気スポット。昨年は約330万人が訪れた。 注目はライトアップされた桜並木。ぼんぼりも点灯し、“インスタ映え”必至スポット。だが、今年はライトアップだけでなく、ぼんぼり点灯、「中目黒桜まつり」(4月5日)などの中止が決定した。 目黒区の担当者は「花見は公道で通行規制もできませんから、お花見は自由ですが、不特定多数が集まる感染リスクのある地元の関連イベントについては区の決定に基づき自粛要請しています」と話す。 中目黒駅前商店街振興組合の本橋健明理事長は「毎年、外国人の花見客が増え、観光バスで乗り付けるほど。今年は外国人は減るだろうから、人出は半分かな」と予測。ライトアップなしの桜並木は2011年の東日本大震災以来となる。 PR情報
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