昨年12月に活動休止となったボクシングの名門協栄ジムの選手、スタッフで再出発した「協栄新宿ジム」の選手の初試合が27日、東京・後楽園ホールで行われ、所属する青木勇人(34)が50キロ契約4回戦で本間寛太(21)=JB・SPORTS=を相手に2回58秒TKOで勝ち、新体制初戦を飾った。
プロボクシング界は新型コロナウイルス対策のため3月の全試合中止を決めたが、この日の興行は政府が新方針を発表した26日午後に計量も終わっていたため、アルコールスプレーを設置し試合中に換気するなど対策を徹底して実施された。
「気負いすぎて空回りしたけど、勝てて安堵(あんど)です」と青木。初回にダウンしたが、2回に2度倒し返す劇的な勝利を挙げた。東京・赤坂で筋肉自慢のスタッフが働く“マッスルバー”の代表も務める変わり種で通算2戦2勝とした。
協栄ジムは、実質的オーナーとの金銭トラブルで金平桂一郎前会長が休会届を出して活動休止となったが、元日本スーパーバンタム級暫定王者の瀬藤幹人さんが協栄新宿ジムの新会長となり、休止前と同じ場所で始動。瀬藤新会長は「ホッとしています」と目尻を下げた。
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