"道警ヤジ排除"で女子大生提訴「警察官につかまれ1時間半つきまとわれた…自由が簡単に奪われるなんて」

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 2019年7月、北海道札幌市で安倍総理の演説中にヤジを飛ばし、道警から排除されたとして、女子大生(24)が2020年2月27日、札幌地裁に提訴しました。

 訴状などによりますと、女性は7月15日、参院選で札幌市を訪れた安倍総理に「増税反対」などと発言。すぐに、警察官複数人に身体をつかまれて連行され、その後1時間半にわたり付きまとわれました。

 女性は不法な人権侵害を受けたとして、道警を所管する北海道を相手取り、札幌地裁に提訴。330万円の損害賠償を求めています。

 原告の女子大生:「警察官の付きまといがいつ終わるか分からず、怖かった。『大声出したあなたが悪いんだよ』と警察官に言われ続け、話も通じなかった。自分が住んでいる街で、当たり前だと思っていた自由がこんな簡単に奪われるのかとみじめに思った」

 道警は26日道議会で、警察官職務執行法に基づき、トラブルや混乱を防止したとして、「対応に問題はなかった」とする調査結果を報告しています。

 2019年7月、男性(32)が道警に排除されたとされる事件があり、同年12月、男性が女子大生と同様に提訴していますが、道側は棄却を求めています。

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