デビューから4年目を迎えた木幡育也騎手(21)=美浦・藤沢和=が、自厩舎ライラックカラーとのコンビで「阪急杯」に挑む。兄・巧也は先週のダイヤモンドSで初重賞制覇を飾ったばかり。「自分も続きたい」と腕を撫す。
ライラックカラーはつきっきりで手綱を取り、癖を知り尽くした相棒だ。最終追い切り翌日の26日も、坂路下の角馬場で15分ほどまたがり感触を確かめた。木幡育は「追い切りは軽快な動きでした。良い状態だと思います」と手応えを感じている。
実戦での騎乗は、3勝クラスを勝った2走前が初めて。その時の騎乗を藤沢和師は「余裕があったね。落ち着いていた。うまくなっている」と評価する。
今回、馬は初の重賞挑戦。前走のオープン戦を快勝したとはいえ、骨っぽい相手とは初の手合わせになるが木幡育は「力をつけているし、それなりにやれると思います。1400メートル戦も合うし」と期待する。伸び盛りの人馬が一発を狙う。