小学生の頃から絵を描くのが好きで、周りの子たちが野球チームに入るなか、絵を描くことに情熱を燃やしていました。今思うとちょっと後悔するくらいインドア派で(笑)
中学校に入ってからは、友だち数人と結成したバンドのロゴやポスターを作ったり、高校の卒業アルバムの表紙を手がけたり、積極的にデザインに関わるようになりました。
高校卒業後、サンディエゴの大学へ留学してIllustratorやPhotoshopなどの技術を学び、グラフィックデザインを中心にiMovieを使った簡単な映像編集やFlash制作などをひと通り経験しました。帰国後はテレビ番組制作会社に入社し、映像制作の道へ。その会社ではアシスタント・ディレクターを担当していましたが、番組内のテロップやコーナータイトルなどのデザインも任せていただくようになり、「デザインに対してもっとこだわりを強く出せる仕事がしたい」と思うようになりました。
次の会社は、デザイナーが私1人だけというとても小さな広告代理店で、雑誌広告、新聞広告、ロゴデザイン、カタログ作成などのデザイン全般や、テレビCMなどの映像制作を経験しました。業務の幅が広く、とてもやりがいのある仕事だったのですが、ずっと1人で業務をこなしていたので、徐々に「自分のやり方は正しいのだろうか」と不安を感じるようになり……もっといろんなクリエイターの方々と一緒に仕事がしてみたい!と転職を決意しました。
転職先は、地方の広告代理店。そこで初めて、クリエイティブディレクターやアートディレクター、コピーライターといった方々と一緒に、チームとしての制作過程を経験することができました。とても刺激的で学ぶことも多かったのですが、同時に「もっと大きな仕事がしたい!」という欲がどんどん出てきてしまって(苦笑)
そんなときにGMOインターネット(株)のDTPデザイナー募集を目にし、「なんだか面白そうだぞ…」と思いました。それまで経験してきたような顧客のためのデザインではなく、自社のサービスをPRするためのデザインをするという新鮮さや、「なぜIT業界の会社が平面のデザイナーを!?」という驚き、あとは、これまで経験してこなかったWebデザインを学べる!という淡い期待を抱きながら、迷わずGMOインターネット(株)への入社を決意しました。
入社してすぐ、大きな案件をいくつも任せていただき、心地良いプレッシャーを感じながらデザインを楽しんでいます。2013年に韓国で開催されたゲームショー「G-STAR 2013」へGMOアプリクラウドが出展した際は、アートディレクターとしてブースのディレクションから販促物のデザインを行いました。
同年の冬には、コミックマーケット85にもブースを出展し、GMOアプリクラウド公式キャラクター「美雲あんず」とConoHa by GMO公式キャラクター「美雲このは」が登場するフル3DCGショートアニメーション作品「超亜空間防壁チーズ・ナポリタン」をスタジオカラーさんと共同で制作しました。そのアニメのタイトルロゴやDVDパッケージのデザインを担当したのですが、ムービー内のクレジットに自分の名前が出ているのを見た時は、感無量でしたね。
2014年には、人気アイドルグループを起用した.tokyoの広告全般も担当しました。駅看板、ポスター、中吊り広告のデザインや、テレビCMのディレクションを行い、街中のいたるところで自分のデザインを見かけることが増えました。
プロモーションに力を入れている新ドメイン.tokyoと.nagoyaは、テレビCM以外にもWeb用のイメージ動画を制作しました。
現在はスマホアプリのロゴやUIデザインにも挑戦しているのですが、未知の領域なので非常にワクワクしながら業務にあたっています。こうやって新しいことにチャレンジさせてくれる環境が整っているからこそ、常に成果を意識してデザインするよう心がけています。また、弊社には前向きでやる気のあるスタッフが多く、現場スタッフだけでなく上層部の役員までベンチャー精神にあふれているので、スピード感や攻めの姿勢にいつも刺激を受けています。
GMOインターネット(株)はクリエイターやエンジニアをとても大事にする会社で、制作する環境に恵まれています。最新のMacや長時間座っても疲れない椅子が導入されていますし、社内のコミュニケーションスペースでは無料でコーヒーが飲めるので、デザインの打ち合わせやリフレッシュ休憩で毎日のように利用しています。
一緒に仕事をしたいと思う人は、デザインを純粋に楽しめる人。小さな仕事でも「こうしたらもっと良くなる」「もっとおもしろくできる」と前向きに捉えることができ、受け取る側の気持ちを想像しながらTPOに合ったデザインを目指せる方は大歓迎ですし、すぐに活躍できる環境が整っています。自社サービスのPRは責任も大きいですが、とてもやりがいのある仕事ばかりです。