登録日:2009/10/27(火) 19:59:25
更新日:2020/02/14 Fri 11:54:24
所要時間:約 12 分で読めます
友の悲しみは、私の悲しみ。友の怒りは、私の怒り。
我が友に代わって、私があなたを討つ!
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
※一応ネタバレ注意
●設定
本名はリンディス。サカ地方の遊牧民ロルカ族の族長の娘。
リン編開始時には15歳。海外版だと18歳ということになっている。
性格は男勝りでサカの民らしくストイック。それでいて礼儀正しく気品がある。
ポニーテールもチャームポイントだが、何よりスリットから覗く生脚や地味に巨乳をはじめとした健康的なエロさがある。
物語開始の少し前に部族を山賊に皆殺しにされており、
行き倒れ軍師との出会いを機に、復讐のために修業すべく旅立つ。
その途中リキア地方キアラン侯爵家に仕える騎士
ケント、
セインと出会い、
母が実はキアラン侯爵の娘であったこと、また天涯孤独の身となったはずの自分に唯一の肉親である祖父がいることを知る。
そして、爵位のために祖父や自分たちの命を狙う侯弟ラングレンの企みも知ることとなる。
祖父との対面を果たすため山賊に絡まれていた親友フロリーナとたまたま居合わせた金欠青年ウィルを加えリンディス傭兵団を結成、キアランへ向かう。
国境地帯の山賊を蹴散らし、仲間を増やしながらラングレンに掌握されたキアラン軍を退け城に到着。
ラングレンを討ち無事に祖父と感動の出会いを果たし、ここでリン編は終了する。
主人公が交代してのエリウッド編15章、ヘクトル編なら16章で臣下となった傭兵団らを伴い再登場。
レベルや能力は10章終了時のものを引き継ぎ、リン編をスキップした場合はレベル4で登場する。
主人公一行の協力でラウス侯
ダーレンに落とされたキアラン城を奪還し、背後にいる【
黒い牙】の調査のため合流する。
以降はシナリオ的には目立った活躍は無いが、主人公の話し相手その2として会話自体には出ずっぱりである。
エンディングではキアランの領地をオスティアに任せ、自分は草原に帰る。
支援相手は主人公同士のエリウッドとヘクトル、親友にして臣下のフロリーナ、
臣下のケント、
ウィル、
ワレス(セーラ曰く、「リンから見てセインは眼中になし」)、同じ草原の民のラス。
ペアエンドはエリウッド、ヘクトル、ラス、ケント、フロリーナと最も多い。
百合エンド完備。
前三人との間にはそれぞれ封印の
ロイ、
リリーナ、スーが産まれる。
なお、エリウッドやヘクトルと結ばれた場合は流石に草原に帰ることはない。
完全に『烈火の剣』が初出なので『封印の剣』の時代にどうなったのかは不明。
小説版では基本ENDで草原に帰るためかラスとのペアエンド準拠スーの母となるが
ベルン侵攻の際に行方不明になってしまったとされる。
軍師には終始親密な態度で接し、死に際のセリフでも名前を呼んでくれたりと軍師に対するヒロイン的な扱いは感じられるのだが、
軍師システムの空気加減により、本編でこれといって特別な進展はない。適宜脳内補完が必要である。
一方、近年増えてきた外部出演では、覚醒の
ルフレやヒーローズの
エクラと烈火軍師を同一視するなど、歴代マイユニットたちの向こうにいるプレイヤーとの繋がりを強調する事が多く、スタッフから烈火プレイヤーへの気配りを感じることができる。
ちなみに復讐の相手である山賊団は、リンの幸せを願ったワレスが人知れず壊滅させていたことが彼との支援A会話で発覚する。
基本ギャグキャラ扱いなワレスのカッコイイ一面が見られ、あえて美少女とハゲのオッサンを支援Aにすることに抵抗がなければ必見である。
しかし、逆に言えばこの山賊団自体の出番は
この会話だけで
本編では一切出てこない。山賊メインのリン編でさえ。どういうことなの…
●性能
初期ステータス
ロード Lv1
HP16 (70%)+3
力4 (40%)+2
技7 (60%)+2
速さ9 (60%)
幸運5 (55%)
守備2 (20%)+3
魔防0 (25%)+5
体格5 +1
技と速さが高く、力と守備が低いという
剣士そのものの能力。
ただその力や守備も本家剣士の
ギィよりは伸びる、というかHPと速さで若干劣るだけで他は全体的に上回る。
剣士ではないが育ちの関係の為か倭刀も使え、またCC後は弓が装備可能になる。
専用装備はマーニ・カティとソール・カティ。
前者はお馴染みの騎馬・
アーマー特効のロード用武器。回数もそうだが何よりキラー系並に必殺が高いのが嬉しい。
旅人達が旅の安全を祈りに来る神殿に祭られており、剣が持ち主を選ぶという浪漫設定まである。
後者は最終決戦用の竜特効武器。
……なのだが、例によって12という大剣並の重さで通常戦闘では使い物にならず、ラスボス対策の竜特効も力とHPが低いリンではそもそも挑むのに適していない。
竜特効のおかげで(HPと力がちゃんと育っていれば)気持ち程度にはダメージを与えられる、という見方もあるが。それでも素では最大8ポイントである。
支援やニルスの『ファーラの力』でサポートしたもらえばまともな火力を出せるようになるが、そこまでする価値があるかは微妙。
大賢者様とかに任せて見てるだけになることも多々。
他の上級ロード2種とは異なり、ソール・カティで攻撃しても専用アニメが無い。
厳密に言えば専用アニメ自体は存在するが、開発側のミスで
デュランダルに設定されているため。
開発途中のベータ版においてデュランダルにリンの専用モーションが設定されているため、
デュランダルをエリウッド専用とした際にリンの専用モーションをソール・カティ用に変更したものの、
肝心のモーションをデュランダルに設定したままにしたが故。
そのため国内版ではPARなどでデータ自体に手を加えないと見ることは出来ない。
ちなみにWiiUのVCでも国内版はこの設定ミスがそのままになっている。
北米版ではちゃんとソール・カティで専用アニメが見られるように修正されている。
モーションは例によって無駄にアクロバティック。そして揺れる。
リン編の前半は斧装備の
山賊が多いのでかなりの活躍を見せるが、
3すくみで不利な
ソルジャーや槍装備の
ソシアルナイトが増えてくると火力不足と紙装甲が気になる。
とはいえ
リン編が終われば道具はリセットされるため、強力なマーニ・カティが使い放題なので攻撃面はあまり気にならない。ガンガン使って可能な限り育てておきたい。
エリウッド編とヘクトル編の後半戦では火力不足が本格的に顕在化してくる。
必殺補正も無いので装備や運用を工夫して乗り切ろう。
守備面は速さで幾分かは補えるが、それでも槍持ちの騎馬・飛行系などに集中砲火を受けるのは危険。
またクラスチェンジ後は剣殺しの斧『ソードキラー』で特効ダメージを受ける点にも注意が必要。
CCが遅めなのも痛く、天の刻印もヘクトルに先に取られがちである。
あえて天の刻印を最初に使い、削り役をしつつ弓の武器レベルを上げておくという攻略手段もあるが。
強制出撃の章も多いので、そこでなんとか経験値を稼いでいこう。
とはいえ、カンストもザラなぐらい高水準の速さはやはり魅力的。
CC後には弓により戦術の幅が広がり、終盤でわんさか出て来る
竜騎士にも強くなるため決していらない子という訳ではない。
同族で使用武器も被るラスに比べて移動力で劣るが、マーニ・カティの存在や支援相手の多さは彼にはないメリットである。
支援相手の多くが力&必殺率を大きくブースト出来る為、ペアエンド分固めるだけでもすさまじい必殺率で敵をなぎ倒していく。
そして通信闘技場では速さがある分かなり強い。
マーニ・カティの影に隠れがちな重さ9の
リガルブレイドよりも、重さ7と体格に合い3すくみ無視のリヤンフレチェを使えるようにした方が強い。
余談だがクリティカルの五分身攻撃もかっこいい。海外版『烈火』だと更にかっこよくなる。
リン編はもちろん、その後でも戦闘不能になると即ゲームオーバーになる。ロード三人衆では最も打たれ弱いので注意。
●大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『
X』から
アシストフィギュアのキャラとして登場。声優は
カービィと
ネスと同じ。
「これで決める!!」の掛け声と共に颯爽と現れ、鞘に手を掛けて腰を落とす。
そして一瞬のうちにキャラに詰め寄って居合の一撃を決める。
生足及び一瞬のチラリズムを求め、今日も紳士たちはリンの登場を祈る。
『SP』では撃墜できるようになったが、同時にカウンターが加わり溜め時間が長いからと撃墜を試みようとすると手痛い一撃を貰う事もあるので注意。
スピリットでも登場しており草原繋がりか戦場化のガウル平原でキルソード持ちのゼロスーツサムスと戦う。ポニーテール繋がりかもしれない。
何故かリンより露出度が高い7Pカラーである
開始早々アシストフィギュアも出現するので可能ならアシストキラーを装備させておきたいところ。
スピリットとしての性能は階級ACEの攻撃型で超化が可能。
超化させるとブレイドロードの姿になり階級はLEGENDに上がりクリティカルヒットDXのスキルが加わる。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
アプリ開始当時から参戦。
また、後に花嫁衣装版、総選挙版、バレンタイン版、伝承英雄版の姿も追加され、2018年5月時点で5種類実装されている。
絵師は通常、花嫁衣装版、総選挙版を漫画「ファイアーエムブレム 覇者の剣」の作画担当である漫画家の山田孝太郎氏。
バレンタイン版と伝承英雄版をワダサチコ氏が担当。
通常の姿は剣使いで、攻撃力は低いものの速さを活かしたスピードタイプ。
武器やスキルの関係上、手負いになってから本気を出すタイプであるが、HPはそんなに高くないためイマイチ使い勝手が良くない。
しかしハマれば
疾風迅雷による再行動で敵陣をガタガタに崩すことも可能。
花嫁衣装版はまさかの杖タイプで、武器のキャンドルサービスは反撃を封じる便利なロウソク。
反撃不能効果はバステ扱いであり、自身の戦闘後に効果が発動する。
他のキャラの援護にとても役立つ能力と言える。通常MAPではあまり使い道がないが、なるべく倒されたくない闘技場や連戦や英雄戦では活躍するかもしれない。
デザインにあたっては「サカの民族花嫁衣裳も考えたが、他とのバランスを考えてドレスにサカの意匠を入れる程度に留めた」とのこと。
総選挙版は特別衣装としてサカの民族衣装に
神将器ミュルグレを引っさげて登場。
さらに遊牧民やボウナイト系キャラを差し置いて、初の騎兵弓キャラとしての参戦となった。
本人のセリフや他の総選挙キャラクターを見るに、父親のハサルに合わせた兵種になったようだ。
男性1位の
アイクと同様、デフォルトで3つのスキルが習得可能で、しかもそれが全て非常に強力な効果を持っている。
特にミュルグレの能力である魔法キャラ相手の戦闘時に鼓舞系バフを全て無効化する能力、
彼女専用の継承不可スキルである『サカの加護』の剣、槍、斧を相手取った際に敵の反撃が不可能になる能力は環境メタとしても大いに有効。
ラインハルトや
マークスなど、騎兵が非常に強いゲームバランスであり、更に総選挙版のキャラは誰か一人を選んでもらう事が可能であるため、闘技場ではこの弓リンが溢れる事となった。
2018年GWには、風の伝承効果を持つ伝承英雄版リンも登場。
総選挙版同様、武器は神将器ミュルグレを持っているが、こちらは『疾弓ミュルグレ』という名称になっており、効果も異なる。
FEH初の属性持ち弓ユニットであり、このリンは緑属性を持つ。そのため、従来の弓ユニットの天敵である『レイヴン』にも弱点である赤属性以外には有利を取られず、無属性の弓ユニットを対象とする『弓殺し』も適用されない。
つまり実装時点では、極端に不利な相手というのが激化持ちの赤属性などしかいないため、割と強気に攻められるユニットとなっている。
この時点でも強力なのだが、無条件に魔防が+3されるのに加え、周囲2マス以内に味方ユニットが多くいると戦闘中に攻撃・速さが+5される武器『疾弓ミュルグレ』と、
攻撃された時に周囲2マス以内に味方ユニットが二人以上いれば全ステータスが+4されるAスキル『サカの掟』により、味方を固めていれば特に攻撃された時に強力なバフがかかるため、
味方を近くに固めた状態で遠距離攻撃の受けに回らせると、ラインハルトやセシリアといった赤以外の強力な魔導士の攻撃を安定して受け止め、場合によっては反撃で倒してくれる強力な壁となってくれる。
デフォルトで持って来る『守備魔防の応援』とCスキルの『速さの指揮』で味方にもバフをかけられ、Bスキルの『攻め立て』で若干手負いになってからは攻めも激しくできると、
唯一持って来ない奥義のスキル枠を埋めてしまえばそれだけで活躍してくれる強力なユニットに仕上がっているが、周囲に味方がいなければ武器とAスキルが無意味になってしまうので、位置取りには注意が必要。
また、ステータスは攻撃寄りなので守備面は心許なく、特に有利を取られる赤属性の遠距離反撃持ち物理ユニットにはあっさり返り討ちにされるので、赤属性にはなるべく手を出さない方が無難。
関連して、上述の通り遠距離の受けはかなり得意としているものの、守備が低いので勇者の弓+などを持った強力な遠距離物理攻撃ユニットには押し切られてしまうこともある。
●
ファイアーエムブレム無双
隠しキャラとして参戦。クリア後のヒストリーモード「キアランの公女」をクリアすると仲間になる。
クラスはロード/ブレイドロード。専用装備は「ソール・カティ」。
攻撃の早さ・攻撃範囲はトップランクであり、『流星』なんぞ付けようものなら弱攻撃振り回すだけで雑魚が消し飛んでいく。
また、アクロバティックな攻撃モーションは無双奥義関連で再現されているほか、通常攻撃も残像が残る程の速度で動き回る。
スキルは移動中にのけぞらなくなる「すり抜け」。
なお、
セリカにも言える事だが、専用武器は解放条件のヒストリーモードの最終ミッションの報酬になっており、
Sランクを取らないと入手出来ないので注意。
追記・修正をしてくれたあなたに、母なる大地の恵みがありますように!