日本テレビ系日曜ドラマ『愛してたって、秘密はある。』の主題歌でもあるシングル『ずっと、ふたりで』が到着。さらに、4月に大成功を収めたライブの映像作品『5th Anniversary Live at 日本武道館』も同時リリース!5周年を迎えた今年、どんな想いでこのシングルを出したのか、話を聞いた。
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2012年にメジャーデビュー。ライブ映像作品『5th Anniversary Live at 日本武道館』をシングルと同時発売。「監督に入っていただきドキュメンタリー映画のように見ていただける映像作品になりました。ライブ本編は音にこだわっているので臨場感ある映像を楽しんでください」(本人談)。9月には東名阪のZeppツアーを開催する。
はい。今回の曲はドラマ主題歌として、4月30日に行った日本武道館(5周年記念)ライブの前からお話をいただいていました。いつものように監督さんをはじめ、ドラマ側の皆さんとディスカッションして曲作りも進めていたんですが、武道館ライブで考え方がガラリと変わって……。表現者として感じたことに正直にならなきゃいけないなと思い、今までと違う表現方法を選びました。
きっと誰もがそうだと思うんですが、日々いろんな人と出会い、様々な経験を積み重ねると、嬉しいこともあれば気持ちが沈むこともありますよね。恥ずかしい話ですが、私は心に溜まった負の感情をライブで放出してゼロにして、自分を保っていました。「みんなも一緒だよね」って気持ちで語りかけ、ある意味自分のために歌っていました。
ですが武道館は一夜限りだったので、皆さんへの感謝の気持ちだけで歌うと決めたんです。今までと全然違った意識だったので、ライブ中も戸惑いがありましたが、終演後に長年共にしてきたスタッフが「今までで最高のライブだった」と言ってくれたんです。その時に、歌って自我じゃないんだと思ったし、いろんなことがストンと(腑に)落ちたんです。ですから、今回の作詞作曲を杉山勝彦さんにお任せするのはとても自然なことでした。
いつかご一緒できたらいいなと思っていました。後から知ったんですが、杉山さんも私といつか仕事をしてみたいと思ってくれていたそうです。「作ったのは僕だけど歌うのはレオちゃんだから、そこはちゃんと合わせていこう」とおっしゃって、言葉尻などは私の意見を取り入れてくださいました。とても歌いやすい環境を作っていただき、今回を通じて感じたのは、「私って表現することが好きなんだな」ということでした。
ええ。これまで主題歌を手掛ける際は、サウンド面もしっかり関わることで責任を果たせているという実感が持て、自分としてもそこが一番楽しい作業でした。今回はそこを一気になくしたはずなのに、最上級に楽しい体験だったんです。
とても楽しかったし、後で聴き返して今までにない表現ができたなと感じました。今回は自分のエゴが介入するとおかしな感じになると思ったので、曲の想いをそのまま真っ直ぐに歌うことに専念しました。
実はこの曲みたいな王道バラードはあまり歌ったことがなかったので、新しいチャレンジでもありましたね。もちろん、今後も自分で曲を作っていきますし、カップリング曲『だってネコだから』は私が書いたものです。でも今一番やりたいことは、作詞作曲ではなく、「いい音楽を届けること」。なので、どちらの表現も手に入れたことでより力強く前に進めると思います。
この曲はカラオケで歌うのにぴったりです! 歌い上げ系のバラードですし、♪もう何も怖くない 信じよう♪のあたりは特に高カロリーなので、大人の方ならほろ酔いぐらいで歌った方が気持ちも乗っていい感じで歌えるかなと。
レンジが広い曲なので、歌うのは喉が温まった中盤以降がオススメです。個人的には『ずっと、ふたりで』で締めてもらうといいかなって思います。
表題曲は、日本テレビ系日曜ドラマ『愛してたって、秘密はある。』の主題歌。また、自宅でピアノを弾きながら思いついたというキュートな『だってネコだから』、ウルフルズ『ヒーロー』のカバー曲をカップリングとして収録。
Colourful Records/ビクターエンタテインメント
[7/26発売]