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Instagramは小さな窓…孤高のシンガー・家入レオに訪れた変化

Instagramは小さな窓…孤高のシンガー・家入レオに訪れた変化
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「えっ? これって家入レオ!?」。Instagramを見たファンからはそんな声もあるという。私たちがイメージする、凛として尖った姿はなく、友人と談笑しユーモラスな顔を披露する彼女の様子がそこには写し出されている。シンガーソングライター・家入レオは今年に入り大きく変わった。それは7月26日(水)発売、13枚目のシングル「ずっと、ふたりで」にも顕著に表れている。「この声は自分だけのものじゃない」。今回、作詞・作曲から初めて離れ、歌うことに専念する家入はそう語った。Instagramを「小さな窓」と例える家入のアカウントには、そんな彼女の今の想いがあふれている。

自身とInstagramのつながり

――家入さんがInstagramを始めた時期は……、2016年の9月ですか。

「まだ1年経ってないですね。本当、気が向いたら投稿する感じで」

――Twitterはスタッフ管理で、家入さんが直接やっているのはインスタとブログですよね。その使い分けってありますか?

「ブログは日々思ったことを書くようにしています。インスタはラフですね。実は、もともと3ヶ月限定で始めたんですよ。そうしたら意外と面白くなっちゃって。私、ブログってあらたまった環境が整わないと書けないんです。その点、インスタは写真を撮って気軽に思いを込めることができるので活用しやすいですよね」

――自撮りっぽい写真はありませんよね。

「私が自撮りしたらびっくりしませんか? ファンの人からすると、家入レオってインスタやってるんだ、から始まる場合も多いみたいで(笑)」

――このパーマあてている画像なんか、普段のアーティスティックなイメージとは違う印象です。

「『こういう一面が見れるのもいい』って言われたことはあります。日常的な部分もどんどんアップしていきたいですね」

――ファンからコメントをもらったりしますよね。どんな気持ちになりますか?

「インスタだとこっちがラフな投稿だからみんなもラフ。それがいいですよね。ちょっとした日常のすき間に入り込めるような感じというか」

――写真を撮るときのこだわりポイントってあります?

「例えば、食べ物の写真だけ載せるより、自分も一緒に写った方が喜ばれるじゃないですか。だから……」

――確かにアカウントの中で家入さんが出てくる写真、多いですね。

「そう言われると、私がナルシストみたいじゃないですか!(笑)」

――いやいや!(笑) ファンサービスとして、ってことですよね。

「そうですね。今までこういった私生活の面を出してこなかったので。自然体でオフの状態が多く載っていると思います。インスタって“小さな窓”の集まりって気がするんです。日常の瞬間を窓で切り取って、その集合体が当人を形作っていくような」

――いいですね、「小さな窓」。お気に入りの窓はどれですか?

「大原櫻子ちゃんと藤原さくらちゃんと一緒に写っている1枚です。家入さんって目がなくなるくらい笑うことってあるんですね、って言われて」

――ははは!

「そうした部分もナチュラルに伝わっていったらいいですね。今までの私も決して嘘じゃないんですけど、こうした一面もあるので」

――どっちも本当の家入さんだと。ちなみに見る側としてInstagramをどのように活用していますか?

「日常の気になったことはネット検索じゃなくてインスタで調べるのが多いんですよ。例えば友人とご飯を作るときとか。献立を載せてらっしゃる方もいるじゃないですか。そういうのを参考にして取り掛かったり」

――そうか。そういう使い方もあるんですね。

「後は動物が好きなので、寝れないときはネコの動画を見たり……」

――癒されますよね。分かります。

「いいですよね。私、自分と同じ『レオ』っていう名前のネコをフォローしているんです。ニューヨークの子で。むちゃくちゃかわいくて。こういうのを見て『今日も1日がんばったな』と思って寝ます。本当は飼いたいんですけど、ツアーで地方行っちゃうと……。そういうときに満たしてくれるインスタっていいですよね」

ニューシングル「ずっと、ふたりで」について

――そういえば、ニューシングル「ずっと、ふたりで」のカップリング曲「だってネコだから」も、家入さんの“ネコ愛”があふれていますね!

「あの曲を作っている最中も、煮詰まっているときによくインスタのネコの写真を見ました。ちゃんとした仕草を知らないと詞が嘘になるので」

――この曲ってこれまでの家入さんらしくないですよね。どこかふんわりムードで。

「そうなんですよ。きっかけは、よく一緒に遊ぶ藤原さくらの楽曲を聴いたことで。これくらい肩の力が抜けた曲作りもしてみようと思いました。最初は英詞で作ろうとしてんですけど、自分らしさを消さず、今まで通り言葉を大事にしていきたいと思って日本語の歌詞になりました。性格もネコっぽいと言われることも多いので、ネコ目線で(笑)」

――「レオ」という名前も確かネコ科のライオンから取られていますよね。

「はい。ネコが恋をしている歌詞で、自分が今思っていることを書けましたね」

――「ずっと、ふたりで」の方は、作詞も作曲も関わらない初の作品とか。

「私、今年4月に武道館でライブをしたんですけど、そこでは『音楽って自我じゃないのかもな』って考えて」

――「自我じゃない」?

「曲作りに携わると、どうしても自分が考える自分らしさのところでとどまってしまうんです。それって、もったいないなって。だから初めて人に作ってもらったんですけど、すごくいい曲との出会いになりました。ある人に『知ってる言葉だけど定番の感じがない』って言われたときに、あ、うれしい、って感激しました」

――昔の家入さんだと絶対自分が関わらなきゃ、ってイメージがあります。武道館ライブのどの瞬間でそう感じたのでしょう?

「誰のせいでもないけど暗い気持ちになる日ってあるじゃないですか。そうした溜まっていくものをこれまで私はライブでゼロに戻していたんですけど、武道館で初めて来た人のためだけに歌おうと思ったんです。いい意味でブレーキをかけつつライブをやることで、多くの人が『最高だった』って言ってくれて。ああ、音楽って自我じゃないんだな、って」

――なるほど。

「自分自身として、スピリチュアルな部分はないんですけど、私の持っている声っていうのは一時的に借りているもので、これを自分のために使っちゃいけないんだな、ってすごく感じたんですよね」

――他人に何かを預けるという気持ちの変化を怖いと感じたことはありますか?

「一時期は怖かったので何に対しても攻めの姿勢でしたけど……余裕が出てくるものですね(笑)。5年間、自分の色を守ったからこそ、これからはいろんな人たちからエッセンスをもらった方が大きくなっていける気がします。柔らかくなっているんですかね。本当に周りの人たちに恵まれました」

――この「ずっと、ふたりで」をどんな人に聴いてもらいたいですか?

「『目の前の君以外 どうだっていいんだよ』って歌詞にもあるんですけど、それを聴いて家族や恋人、友人、誰かの顔が思い浮かんだ人は、その人をもっと大事にしてほしいです。たまたま気持ちがグレーで思い浮かばなかった人はこの曲で癒されてほしい。本当にみんなに聴いてもらいたいですね」

家入レオ 13th Single
「ずっと、ふたりで」
2017年7月26日(水)発売
日本テレビ系日曜ドラマ「愛してたって、秘密はある。」主題歌
【初回限定版:CD+DVD】1,700円(税別)
【完全生産限定盤:CD+GOODS】2,200円(税別)
【通常版:CD】1,200円(税別)

家入レオ オフィシャルファンクラブサイト
http://www.leo-ieirimobile.com/

家入レオ オフィシャルインスタグラム
https://www.instagram.com/leoieiri/

この記事を書いた人

白石ふく

白石ふく

ライター歴4年、フォトグラファー歴6年、Instagram歴4年。 一眼レフで写真を撮影するのも、きれいな写真をみてその周りの情景を想像することが大好き。 インスタグラムに関する使い方や運営で役立つ情報を提供します。

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