秋の読書シーズン真っ盛り。もはや読んでいるだけでは物足りず、「今度は自分で何か書いてみようかな?」という方はいらっしゃいませんか? 11月には「NaNoWriMo」月間として、プロ・アマ問わず、多くの「小説家」たちが、創作活動を行っています。
では、読者に伝わりやすい小説を書くには、どんなことを心がけるべきなのでしょうか? 米小説家カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut Jr.)氏は、著書『バゴンボの嗅ぎタバコ入れ』において、以下の8つのポイントを指摘しています。
- 時間の無駄を感じさせないように、時間を使う。
- 登場人物のうち一人は、読者が応援したくなるような人物を入れておく。
- 登場人物には、たとえ水一杯でも、何かを求めさせる。
- 各センテンスは、登場人物を明かす、もしくは、アクションを前進させるの、いずれかにする。
- 可能な限り、最初と最後を近づける。
- サディストになる。どんなにかわいらしく、無垢な登場人物であっても、何か恐ろしい出来事を起こすこと。
- ただ一人に向けて書く。広く世界に向けてたら最後、ストーリーは「肺炎」になってしまう。
- 読者にできるだけ情報を与える。このストーリーの中で、何がどこで起こり、その理由は何なのか? 読者が完全に理解できるようにして、読者自身でストーリーを完結できるようにする。
同時にヴォネガットは、フラナリー・オコナーが上記のうちの8つを破っているにも関わらず、名作を書いているとも言っており、あえて破る大作家も多いようです。
このほか、基本的なライティングのコツ集としては、ライフハッカーアーカイブ記事「まとめ:夢を見て書け! ~文章力向上を目指す35選」もありますよ。とびきりの傑作が生まれた暁には、ぜひライフハッカーにもご紹介くださいね。
zan(原文/訳:松岡由希子)
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