マスクの品薄状態が続く中、愛知県豊田市で警察官が２７日、マスクを配りながら特殊詐欺防止などを訴えました。

　名鉄豊田市駅で警察官が配っているのは、特殊詐欺と交通事故への注意を促すチラシが入ったマスクです。

　５００枚が用意されましたが、わずか３０分で配り終えました。

　「こういう情勢なので、非常に関心が高く、マスクですかと受け取っていただいた方もいらっしゃいます」
（豊田署　生活安全課　神田圭介課長）

愛知県豊田市では、去年１年間で前の年より１０件多い３７件の特殊詐欺が発生し、２月１８日には、ニセ電話詐欺を目的に警察手帳を偽造したとして１７歳の少年が逮捕されました。

　警察は「公的機関が電話で暗証番号を聞いたり、ＡＴＭの操作を指示したりすることはないので、気をつけてほしい」と呼びかけています。（27日11:57）