消防備品のマスクをメルカリ出品 高騰に便乗、静岡・焼津の職員

 静岡県焼津市の焼津消防署大井川分署に勤務する男性職員が今月、備品のマスクを勝手に持ち出してフリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品していたことが21日、志太消防本部(藤枝市)への取材で分かった。

 同本部によると、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが不足する中、マスクの値段高騰に便乗して利益を得ていたとみられる。マスクは急患を搬送する際に着けるもので、鍵が付いた備品庫に保管されていたという。

 同本部は県警焼津署に被害を相談するとともに、男性職員の処分を検討している。

共同通信社 2020年2月21日 無断転載禁止