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【自転車競技】

競輪界きっての競技通、白井一機選手に聞く

2020年2月25日 紙面から

 自転車トラック競技の世界選手権(世界選)が26日から3月1日まで5日間の日程でドイツ・ベルリンで開催される。優勝者のみ与えられるジャージ「マイヨ・アルカンシエル」を身に着けるのは最高の名誉とされるが、今年の大会は東京五輪の出場枠が決定する重要な大会。各選手にとっては五輪出場選考のために結果が求められる最重要かつ最後の戦いだ。特に注目が集まるのは日本の短距離男子で、大きなカギを握るのがチームスプリント。五輪ポイントランキングは現在7位。8位以内を維持できれば、個人種目のケイリン、スプリントも2枠ずつ確保できる。まさに勝負駆けの大会だ。日本から参戦するのは短距離が脇本雄太、河端朋之、新田祐大、深谷知広、雨谷一樹、小林優香、太田りゆ(いずれも日本競輪選手会)。中距離では橋本英也(日本競輪選手会)、梶原悠未(筑波大)がメダル候補だ。 (八手亦和人)

 愛知の競輪選手で自転車競技通で知られるのが白井一機さん。豊橋競輪をホームバンクとしているだけに、深谷知広への思いは熱い。

 今季W杯での大活躍に「結果が出てない時も、チームスプリントであきらめずに練習を重ねたことで個人種目のスプリントにつながったと思う。今は世界のスプリンターのトップ5に入っているでしょう」と後輩の飛躍を喜ぶ。

 かつては練習でも1本のみしか全力を出し切れなかったのに、1日に数多く走れるようになったのは「(ヘッドコーチの)ブノワの指導を信じて苦しい練習に耐えたから。予選から決勝まで尻上がりにタイムが上がるのはすごい。科学的な練習はしていても、やはり必要なのは根性」と話した。

 

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