「漫画の神様」と呼ばれた手塚治虫さんの新作プロジェクト「TEZUKA2020」のお披露目会見が26日、東京・護国寺の講談社で行われ、お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎(42)がゲストとして出席した。
AI技術と人間がコラボレーションした同プロジェクトで、手塚さんの過去の作品を分析し完成したのが新作「ぱいどん」。2030年の進んだ管理社会となった東京を舞台に、体制に背を向ける記憶をなくしたホームレスの主人公が、小鳥のロボットとともに事件を解決する姿を描く。27日発売の漫画誌「モーニング」(同社刊)に掲載される。
漫画家としても活動する矢部は「2018年手塚治虫文化賞短編賞」を受賞。新作について「大変勉強になる。手塚先生のエッセンスが出ていて、ワクワクする読書体験でした。キャラクターもすごい魅力的。(手塚さんへの)リスペクトを込めて作られていると思った」と話した。今後、続編の公開も予定されているが「連載してほしいです。めちゃめちゃ続きが気になってます」と声を弾ませた。
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