吉永小百合、椿染め着物に「幸せです」　「五島の椿」使用でピンクに染まる

　女優吉永小百合（74）が26日、東京都内で「五島の椿（つばき）プロジェクト発表会」に出席した。

　椿プロジェクトは長崎県・五島列島に自生する椿を使って産業と雇用の創出を図っていくことを目的としている。趣旨に賛同し、「椿サポーター」に就任した吉永は同プロジェクトのCMに出演。CMはこの日から全国でオンエアされ、吉永はCMで着用した五島の椿で染められた着物で登場。新型コロナウイルスの被害が広がりを見せているとあって、吉永は冒頭「ウイルスが猛威をふるって、たくさんの方が苦しんでいらっしゃる中でこのような会を開催できますことを感謝しております」とあいさつ。

　吉永の着物は染色家・志村洋子さんが手掛け、薄いピンクを中心に水色などあしらわれている。吉永も「椿がこんなに優しいピンクになるとは思わなかった」とびっくり。見事な着物に「もったいなくて何度も着られません」と謙遜。この日はCM撮影以来、二度目の着用となり「幸せです」とほほ笑んだ。

　吉永は2011年に初めてプライベートで訪れて以来、五島列島を度々訪問。「教会のたたずまい、空気の美しさ、景色の見事さ、魚のおいしさなど、ここが人間の生きる原点じゃないかという思いがした」とすっかり魅了された様子。

　昨年公開の主演映画「最高の人生の見つけ方」を長崎市で撮影したが「ぜひ五島にも行きましょう」と監督らに提案し実現。共演の天海祐希（52）と「2人で撮影させていただいたのは忘れられない思い出になった」と振り返った。