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【大リーグ】

ヤンキース三本柱崩壊でV争い混沌 セベリーノが靱帯断裂で今季絶望

2020年2月26日 14時58分

手術を受けることになったルイス・セベリーノ(AP)

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 ヤンキースは25日、右腕ルイス・セベリーノ(26)が右肘の内側側副靱帯(じんたい)断裂で再建手術を受けると発表した。今季絶望とみられる。東の盟主はメジャー屈指のトリプルエース、“3本の矢”の1本を失うことが確定した。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)は田中将大投手(31)を引き合いに出し、「田中も右肘靱帯の部分断裂を抱えつつ2014年から投げていることを忘れるな。直近5年間は年平均29試合に先発しているが、いつ靱帯が爆発するのか、誰にも決して分からない」と不安をあおった。

 近年重視される選手の評価指標、セイバーメトリクスのWAR(代替可能な控え選手と比較し、上乗せされる勝利数)を比べると、昨季はセベリーノが3・5、田中は2・8。もし2人が離脱すれば、シーズン6・3勝分が消える計算で、昨季同6・8を誇る新戦力の最強エース、コールのWARをほぼ全て食いつぶす計算だ。

 他の先発投手陣で最高の昨季WARはパクストンの3・1だが、その左腕も2月に腰の手術を受け、全治3~4カ月。昨季はヤンキースがシーズン103勝でア・リーグ東地区優勝、筒香が新加入したレイズは96勝で地区2位だったが、これでペナントレースも混沌(こんとん)としてきた。

 

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