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フェイクに注意!

BONDS

ブログランキング上位のブログがあまりにも杜撰な相場解説をしていたので、その内容を指摘します。「おいおいこのレベルかよ、ちょっと待った!」と思ったのと、是非皆さまの相場分析のチカラになればという想いです。

相場観にはそれぞれがあって、下落を分析する人がいて、一方で上昇すると分析する方がいることはよくある話です。しかし、過去の相場解説において、全くの的外れな解説には、しっかり釘を刺しておきます。

まず、そのブログランキング上位のブログは、新型コロナウィルスでの世界株式の暴落について触れていますが、日本市場の場合は、10-12月期の各国のGDP比較と、1-3月期のマイナス想定の2期連続を謳い文句に、半ば強制的に持ち込まれる売りのことを全くもって欠いた内容となっています。

また今朝の寄り後に入っていたショートカバーについては、信用買い残が少ないから落ち着いていると書かれているのが分析不足で、上海時間の開場タイムに合わせた買戻しであって、その商いからしても落ち着いた動きではなかったことが分かります。

そのブログランキング上位ブログで、最もひどいのが、リーマンショックの時の株式から債券への逃避を書かれている点です。当時は、モーゲージ債や車のローン債権、クレジットカードの債権などをまとめ、一つの商品としたCDO(債務担保証券)などは、株式と同時に暴落し、株安、債券安の信用収縮が最大のテーマだったのですが、当該ブログでは株式から債券に金が向かったという謎の投稿をしています。

金融機関ハイブリッド証券は、2007年5月14日から2009年3月9日で、円建て71%の暴落、新興国国債については、2008年5月21日から10月24日に29%の暴落、投資適格債でさえ、同期間に軒並み20%の暴落、ハイイールド債は、同期間に50%程度の暴落です。しかし、 ブログランキング上位ブログは自己の無知を曝すだけでなく、フェイクの拡散投稿までしています。

当該ブログランキング上位ブログでは、過去の相場すらよく知らないのに、「今日の暴落スタートは意外でしたが、特に恐れる必要はない」と他人に助言をしているのですが、業界のレベルが疑われぬよう、もう少し勉強して頂いて発信していただきたいと思います。

さて、ここからは皆さまに注目してほしいことをズバリいくつか書きます。

まず、今懸念されていることは、ウィルスの拡散が云々の段階ではありません。日本政府が、自宅療養を呼び掛けるなど、完全封鎖対策から、ピークカットという「徐々に感染させる」発想に政策転換がされています。つまりは、今の政府方針は感染容認で、その感染数を追いかけてもまったく意味を成しません。それよりも投資家が注視するべきは、1実体経済への影響、2信用収縮レベルまでCDSが反応するのか、3企業債務問題へ波及出来るか、4各国金融政策で打開策を模索する中で日銀にカードがあるのか、などなどです。当然、金融政策によって、大きなショックにはならないかもしれませんが、しっかり条件分析があっての分析が必要です。

いづれにしても、昨日書いたように空売りを多用して資産倍増のチャンス相場であることには間違いありません。本日も、暴落直前に仕込んでいたVIX指数の利益確定や、指数系のショートの利食いをこなしながら、この大相場を悲劇ではなく、喜劇として楽しみましょう。2月中に、このブログがランキング1位を奪還させます。

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