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【大相撲】

新入幕の琴ノ若が史上9組目の親子幕内…父で師匠の佐渡ケ嶽親方「早く『琴桜』を名乗れ」

2020年2月24日 20時7分

史上9組目の親子幕内を果たし父・佐渡ケ嶽親方と握手する琴ノ若

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 日本相撲協会は24日、大相撲春場所の新番付を発表し、新入幕の琴ノ若(22)=佐渡ケ嶽=は父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)との史上9組目の親子幕内となった。母方の祖父は元横綱琴桜。

 新入幕を決めた琴ノ若は父で師匠の佐渡ケ嶽親方と並び、記者会見に臨んだ。祖父で元横綱琴桜の血を引く親子三代の幕内昇進。「まだカオ(分不相応)じゃないですけど、まずは追いつくための地位に上がれて、親孝行が少しできた」と表情を緩めた。

 先場所は幕尻の徳勝龍が優勝を飾った。今場所の琴ノ若も幕尻で、しかも61年ぶりの前頭18枚目。「優勝したいと思ってやったら緊張する。そう考えず、幕内で戦えることを実感して思い切って。最低でも勝ち越し。三賞を狙えるように」と目標を立てるが、勝ち越せば新入幕で負け越した祖父と父を越える。

 新十両昇進を決めた昨年夏場所から、体重は15キロ以上増えて170キロ。7場所連続勝ち越しと伸び盛りの息子に、師匠も「先代(元横綱琴桜)が元気だったら、どれくらい喜んでくれるか。早く『琴桜』を名乗ってほしい」と期待を込める。琴桜襲名は大関以上が目安。息子の順調な成長に「怒れなくなりますよね、先代の名前なんで」と師匠は目を細めた。

 

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