ついに大井で初勝利を挙げ、南関東全4場でV達成だ。南関東を中心に期間限定騎乗中のミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕=が24日、大井競馬第8Rで単勝5番人気のアモローサで逃げ切り、地方競馬通算14勝目を挙げた。この日は7戦1勝だった。
好スタートから押してハナへ。3F目で13秒6とペースを落とし、マイペースの逃げに持ち込んだ。直線に入っても脚いろは衰えることなく、外から迫ってきた的場文騎乗のメドックを4分の3馬身差で振り切って先頭ゴール。レース後、“大井の帝王”から祝福の手を差しのべられたミシェルは「(レースプランは)具体的に考えていなかったけどうまく前へ行って、馬とわかり合えた」と笑顔で話し、「(的場文が)おめでとうと言ってくれた。的場さんも喜んでくれて勝利を共有できた」と喜んだ。
28日にはサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われる「STCインターナショナルジョッキーズチャレンジ」に参加するため、今週の大井開催は25日がラスト騎乗で6鞍を予定。「サウジアラビアに行く前に勝ち星を挙げたい」と、出国前にさらに勝利を積み重ねる意欲をみせた。