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【格闘技】

3月で引退の秋葉洋一が重量級で優勝…日本拳法・全日本体重別選手権「初めての体重別で勝ててうれしい」

2020年2月24日 19時9分

秋葉洋一

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 日本拳法・全日本体重別選手権大会(日本拳法競技連盟主催)が23日、東京都墨田区総合体育館で行われ、重量級では秋葉洋一(43)=陸自練馬=が優勝。3月の大会を最後に現役を引退すると公言しており、有終の美を飾った。

 全日本選手権(無差別級)で6回優勝している拳法界のレジェンド。体重別は初挑戦だったが、1回戦から圧倒的な強さで相手を寄せ付けず、決勝も陸自の森翔弥を首を押さえ込んだ「面突き」で快勝。「初めての体重別で優勝できてうれしい。本来なら一昨年か昨年の選手権で優勝し、それを最後に辞めようかなと思ってたんで」と感無量の様子だ。

 自身が日本拳法を始めたのは28歳。自衛隊体育学校時代に柔道とレスリングで全日本選手権出場の経験もある。「拳法は技の自由度(今の総合格闘技に近い)が高く面白かった。柔道の組技、レスリングの手さばき。僕の独特の組技で勝てるやり方に生かされている」と拳法の魅力を語った。最後の大会は3月に自衛隊で行われる団体戦大会。引退後は連盟理事として後輩の育成を目指す。

 軽量級は中矢雄三(34)=修猷塾=、軽中量級で仙石伸也(31)=陸自滝ケ原=、中量級は小森彪楽(21)=明治大=が優勝した。

 日本拳法は1932(昭和7)年に沢山宗海が柔道と空手を源流に創始。防具を着用し、拳での突き、蹴りの打撃技、組み打ちの投げ技、寝技による直接打撃が特徴。競技人口は約9000人。

 

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