今回は、笹の川酒造のチェリーウイスキーEXを飲んでみます。
笹の川酒造は、福島県郡山市笹川にある酒造メーカーで、1765年より日本酒の醸造、販売を始めた老舗です。
ウイスキーの製造は古く、1946年に製造免許を交付され、製造を開始、70年以上の歴史を持ちます。
しかし、当初のウイスキーの蒸留は銅製のポットスチルでは無く、鋼でできたものを使っていたそうです。
1980年代前半で販売がピークを迎えた後、消費が落ち込んでいったことで生産量も縮小していきました。
しかし日本でのウイスキーの消費が増加傾向に入り、2016年に銅製のポットスチルを導入し、本格的な蒸溜所としてリニューアルするに至りました。
チェリーウイスキーは、元々笹の川酒造が手がけたウイスキーの銘柄で、EXではモルトとグレーンのみで構成されています。
グラスに注ぐと、液色はシャンパンゴールド、香りは軽く青リンゴを得られます。
口に含むと、カラメルがほのかに訪れ、青リンゴが追いかける印象です。
味わいは、アルコールからの辛みがそこそこあり、後から軽い酸味と甘みが続きます。
ロックでは、青リンゴの香りが一気に広がり、ライムのような柑橘系の爽やかさもプラスされます。後からは灰のようなスモーキーさもやってきます。
味わいは、まだアルコールからの辛みが残り、その後は酸味とビターが半々と言ったところです。
ハイボールにすると、かすかに青リンゴの香りがするものの、その先には特に感じられるものがありません。
味わいは、苦みが強くなり、パンチの効いた味です。奥からは酸味が訪れますが、苦みに負けます。
全体的にも熟成度が低く、ウイスキーとしては中途半端感が強いです。
かといってハイボールで飲むにも甘みが感じられず、ビールやジンに苦みを求める人だといけるのか、と思われます。
500mL、アルコール度数40度。価格は1300円ほどです。
今後、本格的に蒸溜所が稼働していけば、もっとましな原酒がストックできるでしょうから、山桜などの新しいボトルのできを考えると、このウイスキーはいずれ消えいくでしょう。
福島の地ウイスキー
ウイスキーの製造は古く、1946年に製造免許を交付され、製造を開始、70年以上の歴史を持ちます。
しかし、当初のウイスキーの蒸留は銅製のポットスチルでは無く、鋼でできたものを使っていたそうです。
1980年代前半で販売がピークを迎えた後、消費が落ち込んでいったことで生産量も縮小していきました。
しかし日本でのウイスキーの消費が増加傾向に入り、2016年に銅製のポットスチルを導入し、本格的な蒸溜所としてリニューアルするに至りました。
チェリーウイスキーは、元々笹の川酒造が手がけたウイスキーの銘柄で、EXではモルトとグレーンのみで構成されています。
時代遅れのウイスキー
では、ストレートから飲みます。グラスに注ぐと、液色はシャンパンゴールド、香りは軽く青リンゴを得られます。
口に含むと、カラメルがほのかに訪れ、青リンゴが追いかける印象です。
味わいは、アルコールからの辛みがそこそこあり、後から軽い酸味と甘みが続きます。
ロックでは、青リンゴの香りが一気に広がり、ライムのような柑橘系の爽やかさもプラスされます。後からは灰のようなスモーキーさもやってきます。
味わいは、まだアルコールからの辛みが残り、その後は酸味とビターが半々と言ったところです。
ハイボールにすると、かすかに青リンゴの香りがするものの、その先には特に感じられるものがありません。
味わいは、苦みが強くなり、パンチの効いた味です。奥からは酸味が訪れますが、苦みに負けます。
全体的にも熟成度が低く、ウイスキーとしては中途半端感が強いです。
かといってハイボールで飲むにも甘みが感じられず、ビールやジンに苦みを求める人だといけるのか、と思われます。
500mL、アルコール度数40度。価格は1300円ほどです。
今後、本格的に蒸溜所が稼働していけば、もっとましな原酒がストックできるでしょうから、山桜などの新しいボトルのできを考えると、このウイスキーはいずれ消えいくでしょう。
<個人的評価>
- 香り D: 全体的に薄い。青リンゴ、カラメル。加水でライム。
- 味わい E: ロックでもアルコールの辛みが残る。ストレートでは酸味と甘み。加水が進むと苦みが目立つ。
- 総評 E: 今時のウイスキーとしては飲める代物では無い。