Blade worker 36 「宝石、踊り食い」 <戯言草紙さん>



夕食も済み、良い子は寝てしまう時間帯。士郎の部屋を訪れる人物がいた。……士郎が予想していた人物ではなかったが。

「………えっと、部屋に入らないのか、遠坂?」

「………」

開いた襖から顔だけを覗かせた遠坂に問い掛けるも、返ってきたのは気まずそうな沈黙。何と言うか、微妙な状況である。

「その、遠坂。何か用事があるんじゃないのか?」

「…………ええ、あるわ」

顔を赤くして、目を逸らしながら、小声で答える遠坂。普段の遠坂からは想像出来ないくらいの様子に、士郎は緊張する。
話ならば、夕食の席でも出来たはずなのに、自分が一人きりになった時に訪ねて来たのだから、自分の与り知らぬ所で何か大事が起きて、その事で話し合いに来たのだと。……まあ、凛の用件は、ある意味大事とも言える。

「分かった。それじゃ、中に」
「分かってるわよっ!! 少し、待ちなさいっ!! ……心の準備がもう少し必要なのよっ!!

「……お、おう」

部屋に入る事を促しただけなのに、怒鳴られた事に少し理不尽を感じない事も無いが、言われた通り待つ。だって、怖いぞ、今の遠坂?

「スゥ~~~、ハァ~~~、スゥ~~~、ハァ~~~、スゥ~~~、ハァ~~~、……よしっ!! そ、それじゃあ、入るわよっ!!」

「お、おぅっ!?」

何か意を決した顔で部屋に入ってくる遠坂の姿を見て、士郎はオットセイの鳴き声のような珍妙な声を上げてしまう。
それもそのはず、遠坂はバスタオルで体を隠した格好なのだ。……勿論、黒のニーソックスは当然に装備。

「……えっと、その格好は一体?」

「………」

気まずそうと言うより、恥ずかしそうに目を逸らす遠坂。
理解は追い付かないが、遠坂のこの格好と用事に関連はあるのだろうか? 等と困惑しながらも、冷静に状況を分析する士郎。

「…………士郎」

「何だ、遠坂?」

二人の間に流れていた気まずい沈黙を破ったのは、遠坂の方だった。

「私、士郎が好き」

「…………………え?」

士郎が予想だにしない破り方ではあったが。

「あ、え、そ、その、遠坂?」

「……私、士郎の事、3年前から知ってる。多分、その時からずっと、この気持ちは私の中に在ったと思うわ。この前やっと気付いて、認める事が出来たんだけどね」

「そ、その、俺なんかの何処が」
「全部。士郎の唐変木なところも、鈍感なところも、歯に衣着せられない不器用なところも、子供みたいな理想主義なところも、傷を顧みないところも、全部、好き」

顔を赤く染めながらも、士郎を真っ直ぐに見つめ、想いを込めて話す彼女の気持ちは、疑いようが無い。
そして遠坂は、自分の体を隠すように纏っていたバスタオルを取る。その下から現れたのは、三日前「ヴェルデ」で、士郎が体験した地獄のような極楽の時間の中で目撃した、挑戦的な赤のセクシィな下着姿だった。しかも、紐パン。
しろうは、こんらんした。

「……士郎は、私の事、どう思ってる?」

「え、う、そ、その、と、遠坂の事は良い奴だと思うし、き、嫌いじゃ、い、いやっ、好きだぞっ!? 遠坂に「好き」と言われて嬉しかったし! 」

言葉の途中で、遠坂の瞳が悲しみに揺らいだ瞬間、士郎の動揺レベルが一桁上がった。しろうは、さらに、こんらんした。

「嬉しかった? 本当に?」

「お、おう! 嘘は、言ってない!」

「嬉しい、士郎!」

そう言って、士郎の胸に飛び込んでくる下着姿の遠坂。反射的に受け止める士郎。霊園でも作る気かと問いたくなる程の墓穴っぷりである。

「……士郎」

士郎の腕の中から、士郎を見上げ、潤んだ眼を閉じ、軽く頤を突き出す遠坂。何を要求しているか、露骨なまでに明らかな所作である。

「イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、お、落ち着け、遠坂っ!!」

「ダ・メ。私の事は凛って呼んで、士郎」

「分かった分かったからっ! と、とにかく、落ち着くんだ、凛。俺も凛の事は好きだ。けどさ、いくら何でも」

「分かってるわよ、急ぎ過ぎだって事くらい。私が士郎と一緒に居たのは、10日くらい。他のみんなみたいに、積み重ねた時間はないわ」

そう言って、顔を俯ける凛。

「――でも、もう待てない。待ちたくない。士郎と一緒に居られなかった時間、少しでも埋めたいの。我が儘だって分かってる。でも抑えられないの。……士郎が欲しい。私を、士郎のモノにして?」

おねがい・致死量。

潤んだ瞳に上目遣いでのそんな凛の台詞は、士郎の脳みそを激しくシェイクして、一瞬で沸騰させた。

「うぅ、あぅぅ、うぅむぅぅ」

唸り声を上げて誘惑に抗おうとする、沸騰した士郎の脳みそに、容赦なく送られてくる甘い感覚。触れ合った所に感じる柔らかい感触や凛の香り。そのせいで理性は、「虚・螺旋剣」を喰らったかのように粉々寸前。

「……士郎」
「……凛」


先程と同じように目を閉じた凛の顔に、士郎の顔が接近していく。士郎の理性、完全に木っ端微塵である。
そして、凛の唇と士郎の唇が合わさる寸前、襖が勢い良く開いた。

「そこまでですわ、トオサカッ!!!」
「ル、ルヴィアッ!!?」
「チッ、予想以上に速かったわね」

突然の闖入者に驚く士郎。いや、て言うか、ルヴィアさん、来るって言ってたじゃない。理性と一緒に忘れてたのか、おい?
それに、凛さんも何か不穏な発言をしてます。何したんでしょうね、この人?

「ワタクシの部屋からシェロの部屋までのルートにトラップを仕掛けるなんてっ!! そしてワタクシがその解除を行っている間に、シェロとの既成事実を作ろうだなんて、トオサカらしい、野蛮で優雅さの欠片もない所業ですわっ!! ですが、それもここまでっ!! 速やかにシェロから、離れなさいっ、トオサカッ!!!」

ルヴィアは、ネグリジェと深い蒼色のゴージャスなガーターベルト付きの下着姿だ。魅力的な装いではあるが、所々解れたり、破れたりしている。……一体どんなトラップ仕掛けたんでしょう、凛さんは? ちなみに、凛が持つ十年間、魔力を溜め続けた10個の宝石は全て無くなっている。

「お断りよっ!! 私と士郎はこれから愛を深め合うのっ!! あんたの方こそ、お呼びじゃないのよっ!! 大体、私の方が先に士郎の事好きになったんだから、あんたは後にしなさいよっ!!!」

「何を勝手な事を言ってますの、アナタはっ!! そう言う事なら、ワタクシの方がシェロと先に知り合ったのですから、アナタが後に決まっているでしょうっ!!!」

「ふざけてんじゃないわよっ!! 私が先に決まってるでしょうがっ!!!」
「ふざけているのは、そちらですわっ!! ワタクシが先ですっ!!!」


あかいあくまときんのあくまの対決で異界と化す士郎の部屋。正に修羅場。

「ふ、二人とも、お、落ち着」
「「士郎/シェロは黙ってなさいっ!!!」」
「けひゃいっ!?」

ライダーの魔眼もかくやと言うべき二人の眼光に射竦められる士郎。……て言うか、本当に動けなくなってます。
そんな状態の士郎を置いて、売り言葉に買い言葉、ヒートアップして行く凛とルヴィアの言い合い。そして、何故かトンデモない結論に達する。

「……それじゃ、士郎をより気持ち良くさせた方が、先って事で良いわねっ!!?」

「フッ、宜しいの? そんなワタクシに有利な条件で?」

「ハンッ、それはこっちの台詞よっ!!」


二人の間で弾ける紫電。心臓の弱い人間なら心停止してしまうような状況だ。そんな状況で身動き取れない士郎は、憐れ、ではないね、うん。

「そ、それじゃ、士郎、ア、アレ、出して!!」
「―――」

金縛り状態の士郎は、声を出す事すら出来ず、状況を見ている事しか出来ない。……故にこの後に起こる一つの悲劇を回避出来ない。

「ちょっと、士郎? どうし「シェ、シェロ? そ、その、し、失礼、を致し、ます」って、ちょっと、あんた、抜け駆けしてんじゃないわよっ!!」

反応のない士郎を訝しむも、士郎の股間でゴソゴソやり始めたルヴィアに、突っかかる凛。そして、

「「―――」」

外気に晒された士郎の男性器に、息を呑む凛とルヴィア。真っ赤になるも視線は釘付けだ。

「そ、それでは、そ、その、シェロ、ワタクシが、き、気持ち良く、してあげ「だから、勝手に決めてんじゃないわよっ!」何ですの、さっきから、ワタクシの邪魔ばかりしてっ!!」

士郎のモノを挟んで睨み合う凛とルヴィア。実に危機的状況である。身動きできない士郎の背中を、滝のような冷や汗が流れ落ちていく。

「私が先にするから、あんたは後よ」
「何を言いますの? ワタクシが先に決まっています」

士郎の左側から凛が左手で、士郎のモノを握る。そして、士郎の右側からルヴィアの右手が、士郎の物を握る。

「その手をお離しなさい」
「あんたこそ離しなさいよ」
「―――」


不吉な予感に戦慄する士郎。だが、動けぬ体では避ける事が出来ない。……そして、その予感は正しかった。

「は・な・し・な・さ・い・よ」
「そ・ち・ら・こ・そ」
「――――――」


凛は左腕の魔術刻印を、ルヴィアは右腕の魔術刻印を、煌々と輝かせながら、士郎のモノを力の限り引っ張り合う。士郎は、身動き出来ないのに悶絶すると言う不思議な状態に追い込まれる。

「「むぐぐぐぐぐぐぅ~~~~~~」」

金属バットを手の形に握り潰せるような握力で、『強化』された腕の力で引っ張られたら、……言葉も無い。蟹の様に泡を噴く士郎が、全てを語っている。
のちに、衛宮士郎は語る。かつてこの時ほど、『死ぬ』と思うような事は無かった、と。

グキャッ!!!
「!!!!」


――それは、終焉を示すような音と感触だった。

「「えっ、し、士郎/シェ、シェロ!?」」

流石に正気に戻った凛とルヴィアが見たのは、

「「キャアァァァァァァッ、し、士郎っ/シェ、シェロッ!!?」」

何か魂的な物が抜けかけた士郎だった。……合掌。


「……うっ、うぅっ」

「し、士郎、気付いたの!?」
「シェ、シェロ、大丈夫ですの?!」

小さく唸りながら、士郎の瞼が開くと、凛とルヴィアが心配そうに覗き込む。が、すぐに睨み合う。
士郎の瞳に宿る剣呑な光に気付かずに。

「あんたのせいで、士郎が大変な目に遭ったじゃない!!」
「何を言っているのです、アナタのせいでしょう!!」

「――うるせえよ。アンタら、二人のせいだろが」

「「えっ!?」」

その声の発したのは間違い無く、士郎だった。だが、その口調はまるで別人のような、乱暴で捨て鉢で雑魚っぽい口調。
――裏・士郎(橙子、命名)、覚醒。士郎の鬱憤ゲージがMAXを越えると、夜のみに覚醒する困ったちゃんケダモノ。どう困った奴かと言うと、橙子ですら逃げ出し、バゼットは信者でも無いのに十字を切って諦め、カレンは満面の笑みを浮かべると言うレベルである。

「お~~、痛ぇ。ったくよ、使いモノにならなくなったら、どうしてくれんだ、なぁ?」

「ご、ごめん、士郎」

「あのよぉ、謝罪の言葉だけじゃ、誠意が足りねえとか思わねえ?」

「ど、どうすれば、許してくれるのです、シェロ?」

不穏過ぎる空気を纏う士郎に、戸惑い怯える凛とルヴィア。そんな怯える獲物を前に、士郎は不敵に笑う。

「等価交換って事で、オレが味わった痛みを味わせてやろうか?」

「「ヒッ!!?」」

「ジョウダン、ジョウダンだって。んな愉しくねえ事するかよ」

そう、今自分の目の前に在るのは、極上のルビーとサファイアエモノ。そして、据え膳、まな板の鯉状態だ。なら、思いっ切り愉しませてもらわねえと。

「アンタら二人にはさ、オレのモノがきちんと使えるかどうか、確かめるのを手伝ってもらおうか?」

「「て、手伝う?」」

「イエース♪」

ニヤリと、悪魔を連想させるほどに、士郎は邪悪に笑った。


「ひゃう、お、おへそ、クリクリ、されてる、や、やぁんっ」
「きゃっ、く、首筋を、舌で、舐められて、ふっ、ふあぁっ」

ニーソックスとガーターベルト以外、何も身に纏っていない凛とルヴィアを布団に横たわらせ、容赦なく愛撫する士郎。
もう、それなりの時間、良いようにされていたらしく、凛もルヴィアも全身を艶やかに紅潮させ、瞳は潤み、零れる声も甘く染まっている。

「はぁぁぁんっ、む、胸、舐めちゃ、ダ、ダメッ、ふぅあぁぁっ、さ、先、吸っちゃ、ひぃあぁぁぁぁぁっ」
「くぅぅぅんっ、む、胸、そ、そんなに、捏ねては、あぁあぁぁっ、つ、摘ままないでっ、きゃあぁぁぁぁっ」

「……う~~ん、セリフにエロさが、足んねえなぁ。もっと、エロく頼むぜ? それと、「ダメ」とか「しないで」はNGだろ? オレのやりたい様にさせてくれる約束だぜ、お二人さん♪」

士郎の要求とは、士郎のヤる事に抵抗しない事、そして、自分がされてる事、感じてる事をエロく説明する事と言う、キチクな物である。
更に、抵抗に関しては、凛とルヴィアに互いに強力なギアスを掛けさせる辺り徹底している。

「エ、エロくって、言われても、ひゃんっ」
「よ、よく、分かりませんわ、きゃんっ」

「……しょうがねえなぁ。じゃあ、じっくり、実地で教えてやるよ、オレが」

そう言って、更なる魔手を伸ばす士郎。凛とルヴィアの耳許に囁きながら、愛撫を再開する。

「あぁぁぁぁっ、お、おっぱい、や、やらしく、揉まれて、ち、乳首が、エ、エッチに、ピ、ピンッて、勃ってきて、きゃぁぁぁんっ、エ、エッチな、ち、乳首、指で、キュッと挟まれて、たくさん擦られて、ビ、ビリビリってなるっ、やぁっ、やぁぁぁぁぁぁっ」

「ひゃぁぁぁっ、オ、オッパイ、み、淫らに、捏ね回されて、ち、乳首が、み、淫らに、かたく、と、尖って、はっ、はぁぁぁぁんっ、み、淫らな、ち、乳首を、指で、グニグニと潰されて、ピンって弾かれて、ジンジンしてますっ、くぅっ、くぅあぁぁぁぁぁっ」

口に出すと言う羞恥と意識の摩擦が、凛とルヴィアの体を更に熱くし、また、言葉にする事で、自分の痴態を強く意識してしまい、それが更に羞恥と快感を深くする。
そして、士郎の愛撫は凛とルヴィアの、既に熱く火照った秘所へと移る。

「ふぅあぁぁっ、ソ、ソコ、ダ、ダメッ!」
「ひぃあぁぁっ、ソ、ソコは、ダ、ダメですわっ!」

「お二人さんの要求は、もっちろん却下だ♪ それと、「ソコ」じゃなくて、……だぜ♪」

二人の耳許に何かを囁いた後、秘所への愛撫を開始する士郎。

「はぁうぅぅぅんっ、オ、オマ○コ、し、士郎の、ゆ、指が、い、いやらしく、弄られて、あ、愛液、オ、オマ○コの、奥から、い、いっぱい、あ、溢れちゃうのっ、ふあぁぁぁぁぁぁぁっ」
「ふぅあぁぁぁんっ、オ、オマ○コ、シェ、シェロの、ゆ、指で、み、淫らに、開かされて、あ、愛液が、オ、オマ○コの、中から、トロトロと、こ、零れてしまいますのっ、あっあぁぁぁぁぁぁっ」

「オウゥ、中々、エロいぜぇ、お二人さん♪ こっちも元気になれたようで、安心安心♪ってな」

凛とルヴィアが痴態を晒す原因である士郎のモノは、既に超・力・全・開なのだが、凛とルヴィアはそれに気付く余裕すらない。

「きゃうぅぅぅんっ、し、士郎の、指が、オ、オマ○コの、膣内、出たり入ったりしてっ、ひぃうっ、な、膣内、こ、擦られてっ、くぅうっ、、エ、エッチな音、た、たくさん、響いて、きゃふっ、ク、クリト○ス、む、剥かれてっ、やあぁっ、ク、クリクリって、キュッてしちゃ、ふぅあぁぁぁっ、ジ、ジンジンって、き、きちゃうぅっ、あっあぁぁぁぁぁぁっ!!」
「あっうぅぅぅんっ、シェ、シェロの、舌が、オ、オマ○コを、な、舐めて、くぁうっ、な、膣内に、さ、挿し込まれてっ、ひぃうぅっ、あ、愛液、吸われ、きゃうぅっ、ク、クリト○スも、吸われてっ、み、淫らな音、いっぱい、響いて、ひゃあぅぅぅぅっ、噛んだら、きゅあぁぁぁっ、ビ、ビリビリッッと、なってしまいますっ、ふぅっあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「そろそろ準備O.Kだろ、お二人さんよ? つーか、オレ、もう辛抱堪んねえだけど」

「「ハァハァハァハァハァ、……あ」」

士郎の聳え立つ怒張に、声を揃えて注目する凛とルヴィア。その瞳に少しの怯えが宿る。その怯えに反応するようにビクンと脈動する怒張。……キチクだねぇ。

「グゥフッフッフッフッ、それじゃあ、頂きます♪」

と、某怪盗の三代目のようないやらしい笑い声を上げながら手を合わせ、極上のルビーとサファイアを自分の物にしようと覆い被さろうとする士郎。
だが、寸での所で、凛が声を上げる。

「ちょ、ちょっと、待って、士郎」

「……何? ここまで来てお預けとか言ったら、オレ、かなり怒っちまうぜ?」

「ち、違うの。そ、その、あ、あのね」

「だから、我慢できねえっての。言いたい事は、とっとと言いな」

「その、ス、スル前に、ちゃんと、し、士郎に、キ、キス、して欲しいの」

「………」

「ダ、ダメ!?」

「ズ、ズルイですわっ! ワ、ワタクシだって、シェ、シェロに、キ、キスして欲しいですわっ!」

「…………ヤベエ」

「「……えっ? 士郎/シェロ?」」

「あ~~~、完全にブレーキがイカれちまった。……責任、とってもらうぜっ!!」

凛とルヴィアに、襲いかかると言って良い勢いで、覆い被さる士郎。

「んんぅっ、ちゅぅ、んんぷっ、ちゅちゅっ、んんふぅぅぅぅっ」

「シェ、シェロ、何故、ワタクシからではないのでっ、んふぅっっ!? ちゅっ、んんっ、ちゅるっ、んふっ、ちゅぷぅぅぅぅぅっ」

「じゅるっ、とりあえず、言った順ってだけで、深い意味はねえよ。まあ、そん代わり、処女はルヴィアの方から奪ってヤるよっ!」

「ふぅあぁぁっ、えっ!? ひっ、ひぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

凛とルヴィアの唇を一頻り貪った士郎は、素早くキスで脱力していたルヴィアを仰向けに押し倒し、その上に同じくキスで脱力していた凛をうつ伏せにさせて、「重ねモチ」の体勢にした後、勢い良く、ルヴィアの秘裂に怒張を突き挿した。

「うぉおぉぉぉぉぉっ!! どうだっ、ルヴィア!? オレと一つになった感想はっ!?」

「はっあぁぁぁぁぁっ、い、痛いですわっ、け、けれど、う、嬉しいですっ! け、けれど、も、もう少し、や、優しく、んくぅぅぅぅぅぅっ!?」

「無理! んな可愛い事言われて、ルヴィアと凛のエロイとこ見て、エロイ台詞聞いてたオレが、どうして、抑えが利くって思えるのかねぇ!? あと、エロ説明、忘れちゃダメだぜぃ♪」

「そ、そんなっ、ひぃうぅっ、わ、分かりましたからっ、そんなに、お、膣奥をグリグリしないでっ、くぅあぁぁぁっ、シェ、シェロの、あ、熱いのが、ワ、ワタクシの、な、膣内を、たくさん、え、抉って、きゃあぁうぅぅぅぅぅぅっ」

「くぅぅんっ、ちょ、し、士郎、う、うなじ、舐めちゃ、あっあぁぁぁっ、お、おっぱい、そんなに、揉んじゃ、ひゃんっ、ち、乳首、グニグニしちゃっ、ふぅあぁぁぁぁっ、オ、オマ○コ、い、弄らな、きゃあぁぁぁんっ、ク、クリト○ス、クリクリしてるっ」

ルヴィアの秘裂を怒張で味わいながら、凛へ苛烈な愛撫をする士郎。

「それじゃあ、今度は、凛を頂きま~す♪」

「ふぅあぁぁっ!? あっ、まっ、くぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

ルヴィアの秘裂から抜き取り、処女の残滓が絡み付いた怒張を、今度が凛の秘裂に勢い良く突き挿す士郎。

「おぉうぅぅぅぅぅっ!! 凛はどうだっ!? オレと一つになった感想はっ!?」

「くぅうぅぅぅぅぅっ、い、痛い、けど、う、嬉しい、よ、し、士郎っ!? ひぃうぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

「へへっ、可愛い事言ってくれんじゃねえか!! 覚悟は良いか、凛っ、ルヴィアッ!? 今夜二人に、オレのカタチ、覚えさせてやんよっ!!」

「あっあぁぁぁぁっ、し、士郎の、硬いのがっ、わ、私の、オ、オマ○コ、ゴリゴリッて、擦って、あ、熱くて、ふぅあぁぁぁぁっ、い、痛いのと、混ざって、へ、ヘン、ヘンになっちゃうっ、はぁあぁぁぁぁぁぁぁっ」

「ひぃあぁぁぁぁっ、ク、クリト○ス、つ、摘ままれて、きゃうぅっ、擦らないでっ、くぅあぁぁぁっ、グリグリしたら、ビリビリってきてっ、やっあぁぁぁぁっ、は、弾くのは、し、刺激が、つ、強過ぎっ、くぅあぁぁぁぁぁっ」

「ぐぅおおおおおっ、た、堪んねえっ!! まだまだ、イくぜぃっ!!!」

今度は、凛の秘裂から怒張を抜き取り、再びルヴィアの秘裂に突き入れる士郎。

「はうぅぅぅぅぅっ、ま、また、シェ、シェロの、あ、熱くて、か、硬い、のが、ワ、ワタクシの、み、淫らな、オ、オマ○コを、淫らな、音を、響かせながら、で、出たり入ったりしてっ、ワ、ワタクシ、へ、ヘンに、ヘンになってしまいますっ、ひぃあぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」

「くぅあぁぁぁぁっ、し、士郎の、指が、わ、私の、エ、エッチな、オ、オマ○コと、クリト○スを、い、苛めてるっ、きゃひぃぃぃぃぃっ、オマ○コ、掻き回さないでっ、エ、エッチな音、いっぱい出ちゃうからっ、ひゃうぅぅぅぅっ、ク、クリト○ス、ピンってしちゃ、やっあぁぁぁぁぁぁっ!」

「ひひっ、ダメだぜっ、二人とも!? オレのは……で、「ヘン」じゃなくて、……って、ちゃんと言わなきゃなぁっ!!」

腰の動きを加速させ、凛とルヴィアの秘裂に、交互に突き込むペースを上げる士郎。

「きゃあぁぁぁぁぁっ、わ、私の、エ、エッチな、オ、オマ○コに、し、士郎の、あ、熱くて、か、硬い、チ、チ○ポが、入ってきてっ、ひぃうぅぅぅぅぅっ、わ、私の、な、膣内、いっぱいになって、いっぱい突かれて、掻き回されて、キ、キモチイイのっ、あっあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ひゃあぁぁぁぁぁっ、ワ、ワタクシの、み、淫らな、オ、オマ○コに、シェ、シェロの、お、大きな、チ、チ○ポが、お、膣奥まできてっ、うあぁぁぁぁぁぁっ、ワ、ワタクシの、な、膣内、ゴリゴリとたくさん擦られて、ズンズンされてっ、キ、キモチイイですわっ、ふっあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

凛の瞳には、自分の下で快楽に蕩けた顔したルヴィアの姿が映り、ルヴィアの瞳には、自分の上で快楽に蕩けた顔をした凛の姿が映り、その羞恥が深い快感となって二人を翻弄する。更に、互いに相手の瞳に映った自分の姿に、二人の心は快楽に染まっていく。
また、士郎が腰を動かす度、凛とルヴィアの肉体が触れ合っている箇所が擦れ、更なる快感を呼ぶ。

「くぅぅぅぅぅんっ、わ、私の、エ、エッチな乳首、と、ル、ルヴィアの、エ、エッチな乳首が、こ、擦れて、キ、キモチイイのっ、ひゃあぁぁぁぁぁぁんっ!!」
「きゃうぅぅぅぅんっ、ワ、ワタクシの、み、淫らなクリト○スと、リ、リンの、み、淫らなクリト○スが、こ、擦れて、キ、キモチイイですっ、ふぅあぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」

凛とルヴィアの秘裂に激しく交互に抜き挿ししていく士郎。三人の快感はどんどん昂まり、絶頂寸前までいった時、士郎は怒張を抜き、凛とルヴィアの秘裂の間に全力で突き入れた。

「ぐぅぅぅぅぅっ、これで、終わりだぁっ!!!」

「ふぅあぁぁぁぁぁっ、ク、クリト○ス、擦られて、イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
「ひぃあぁぁぁぁぁっ、ク、クリト○ス、擦られて、イきますわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ドクンドクンドクンッ!!!
「うぉおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
「「あっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

凛とルヴィアの絶頂に蕩けた肉体に挟まれた士郎の怒張から、熱い精液が噴き出す。猛烈な勢いで噴き出した精液は、凛とルヴィアの肉体を白く汚していく。

「「ハァハァハァハァハァハァ」」

激しい交わりに、息も絶え絶えな凛とルヴィア。初体験でもあり、その消耗は激しい。「裏・士郎」は、そんな二人を見て妖しく笑う。

「ノーマルなのは、大丈夫か。んじゃ、次は、ちょっと、アブノーマルなの、イってみよっか♪」

「「……えっ!?」」

そんな言葉に凛とルヴィアは士郎の方を見て、戦慄する。

「ちょ、ちょっと、し、士郎、その手に持ってるの何なのっ!?」

「シェ、シェロ、何ですの、その、見るからにいかがわしい物はっ!?」

「いや、ちゃんとどんなシチュでも使い物になるか、確かめなきゃいけねえし? それに、言ったろ? オレのカタチ、覚えさすって」

不敵に笑う士郎が、じりじりと動けぬ凛とルヴィアに迫る。

「「ま、待って、し、士郎/シェ、シェロ!!」」

「……夜は、まだ永えんだ。たぁっぷり、愉しもうぜ♪」

「「い、いやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」


この後、空が白むまで、部屋の中で嬌声が途絶える事はなかったそうな。
ちなみに、生涯、「裏・士郎」の被害が多いのも凛とルヴィアであったとさ。原因は、二人の「うっかり」力の相乗効果。


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