あのテポドンがまた逮捕で「拳月グループ」終了の噂も…! 元アビスの若い連中が復活、ミナミが激変中!

TOCANA / 2019年10月9日 9時0分

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 大阪の半グレ集団で準暴力団「拳月グループ」(けんむん)の幹部と位置付けられている男がまたも再逮捕された。

 7日、大阪府警本部に暴力行為処罰法違反の容疑で再逮捕されたのは、テポドンこと籠池勇介容疑者(32)を含む2名だ。

 捜査関係者の話によると、去年8月頃に籠池勇介容疑者らのグループ10数人が、対立していた半グレ集団「アビス」の元女性メンバー1人を取り囲み「アビス」のメンバーを呼び出すよう命令。女性を連れ回し「早く電話しろ、さもなければ山に連れて行って埋めるぞ」等、脅迫した疑いが持たれている。被害女性はこの脅迫には応じなかったという。

 また、被害女性は身の危険を感じて警察に届けは出を出したわけではなく、テポドンがこのところ逮捕を繰り返していることや、拳月グループ自体のパワーの低下を見越した上で、警察に被害届を出すことを決めたと囁かれている。

 大阪の半グレグループ幹部にこの事件について意見を求めた。

「「拳月グループ」のリーダーの拳月(けんむん)こと相良正幸被告も保釈中で、テポドンもこのところ再逮捕されまくっているため、この弱っている隙をついて「拳月グループ」をさらに苦しめて潰しにかかるグループが増えているんです。実は、僕らの回りでも「どんどん拳月グループの被害届を出して、長く懲役に行かせろ」といった声が増えています。特に、これまで「拳月グループ」に泣かされていた「アビス」のメンバーは、これに限らずどんどん被害届を出すんとちゃいますか」

 実際に大阪・ミナミを我が物顔で歩いていた“拳月グループ”が崩れたことでミナミの街は変わったのであろうか。前出の半グレグループ幹部は

「「元アビス」の若い子たちがミナミに戻ってきていますよ。男も女も。怖かったテポドンらが逮捕されて、安心してミナミで悪さできるから戻って来たとちゃいますかね」

「関係ないですけど、“拳月グループ”は、客引きやらガールズバー経営をシノギとしていると言われていましたけど、若い子を勧誘して粗悪なブランド品のコピーもよく売ってシノギにしていましたよ。店舗は構えていませんでしたけど、口コミで売ってましたね」と、今まで報じられなかった事実も語った。

 また驚きの実情も語った。元々「拳月グループ」は格闘技団体であった「強者」の流れを組む集団であったと言われていたが、実情は違うというのだ。

「「強者」から分かれたのは「アビス」と「07(アウトセブン)」です。そやけど「07(アウトセブン)」は実際にはもう存在しません。だから、「拳月グループ」が「07(アウトセブン)」の流れを組んだのではといわれていたわけですが、幹部のテポドンは格闘技上がりでも元強者でもない。前に「拳月グループ」のメンバーにも確認したのですが、「わしらはアウトセブンとちゃうしな」言うてました。

 それに、今はミナミで「07(アウトセブン)」という名前も「アビス」も聞きません。元アビスとみられる若い子らはさっきも言うたようにミナミに戻ってますけど、名前変えてまた新しいグループ作ってるのとちゃいますか。元々あいつら分かりにくいんですわ」と語る。(前出大阪半グレグループ幹部)

「拳月グループ」のリーダーの相良正幸被告が保釈中で、幹部のテボドンこと籠池勇介容疑者が再逮捕を繰り返している事実から、大阪府警本部が彼らの壊滅を目指していることに間違いは無い。半グレの大物の逮捕などで勢力図が変わりつつある大阪・ミナミの半グレ。しかし、いくら逮捕されても新たな半グレは生まれて集まっていることは事実だ。

 それが縦の結束が緩く、横の結束で細く繋がっている半グレの特徴であろう。
(草田守)

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